医療化と脱医療化

2019年4月21日

栄養の観点から言えば、「病名は存在しない、だから治療法もすべて同じ」です。

医療というものは、基本的な構造として、検査→診断→投薬の3つがセットになっています。

血圧が高い→高血圧の診断→降圧剤といった感じです。

これで、治療ガイドラインが組みたてられています。

新しい検査法が出来ると、それによって新しい診断名が出来て、その診断に対する新しい薬が出てくるという図式もあります。

これを診断化とか、医療化と言います。

一方で、栄養の治療は、その人の健康のレベルで考えて行きます。

健康のレベルを上げるために、何が必要なのか?、どの栄養条件が不足しているのか?を考えます。

病態とは、何かの栄養素が不足しているために、健康のレベルが下がった状態であり、それに対する生理的適応反応と考えます。

健康レベルを上げるための栄養素の絶対量が、基本的に決まっています。

基本的な栄養素の絶対量を摂取して、場合によっては、メガビタミン療法を行います。

結果として、全員に基本的には、同じ治療法を勧めることになります。

栄養の観点から言えば、一見すると、栄養が全く関係の無いような病態も、栄養でよくなる可能性があると言うことになります。

栄養の治療は、脱医療化です。

病名については例えば、ピロリ菌感染→胃潰瘍→抗菌剤や、明確な外科事例と言った図式は当然存在しています。

特に精神科に関しては、診断→投薬だけでなく、診断せずに色々な特性で判断して、栄養の視点、心理療法の視点、バイオフィードバックの視点などを忘れずに治療したいと考えてます。