Salience network

2019年6月14日

2000年までは、脳機能局在論と言って、脳は部分ごとに違った機能を担っているという理論が一般的でした。

その後、2000年以降の神経機能画像研究によって、脳は機能局在という一対一の関係性から、ネットワークという多対多の関係性として理解されるようになってきています。

このネットワークは、6から8個の巨大ネットワークとして知られています。

その中で、以下の3つがTriple networkと言われており、認知、感情、心理機能の中心を担ってます。

1. ぼんやりしている時、休んでいる時に活発になるネットワークがデフォルドモードネットワーク(DMN)です。

2. 仕事や家事や勉強などを実行している時に活発になるネットワークがセントラルエグゼクティブネットワーク(CEN)です。

3. この2つのネットワークの切り替えを行っているのが、サリエンスネットワーク(SN)です。

外からの刺激に反応する時には、SNがCENにスイッチを切り替えます。

ぼんやりしたり、思索に耽ったりして、内部の問題に対処する時は、SNがDMNにスイチを切り替えます。

ADD/ADHDと関係しているのはSNと言われています。

SNの関連部位は、dACCやInsulaです。

このdACCの機能低下が、定量脳波で指摘されるADD/ADHDのパターンと一致しています。

脳波の10-20法で言うところのFZ、CZに問題があるということです。