長友佑都のファットアダプト食事法
やっと情報提供してくれました。前著が秘密めいた内容だったので、この本でよくわかりました。
予想通り、ファットアダプテーション+カーボアップでした。
普段からケトン体が出る状態にしながら、ある程度は糖質を摂る食事法です。
糖質をゼロにしない理由が、「食後高血糖」と解説されています。
糖質制限を極めていくと、インスリン感受性が回復していき、さらには「ある意味過敏」になってきます。
少量の糖質の摂取で、血糖値スパイクが起きて、機能性低血糖や糖質酔いと言われる現象が起こります。
本には、書かれていませんが、急に糖質をゼロにすると、血中のケトン体が急に増えて"keto flu"と言う状態になります。電解質のバランスも崩れ、非常に体調が悪くなります。
他にも、不眠と便秘の問題も、糖質ゼロに出来ない大きな理由です。
糖質制限と聞くと、糖質を全く摂らない方が良いだろうと考えられて、返って調子を崩す人も多いです。
真面目な人には、「夕食後に玄米を軽く一杯摂ってください」などとお願いする場合もあります。
急激な糖質制限ではなくて、自分の体調をバロメーターにして、自分の糖質制限のレベルを決めるようにお願いしています。
ファットアダプトのメリットとして、以下を上げておられます。
1.筋肉の質が変わり、故障が減る。
2.病気から早期復帰出来る。
3.精神的に落ち着ける。
4.肌の調子が良くなる。
5.ダイエットの効果がある。
6.危険な酸化ストレスが避けられる。
私が精神科医の立場で、ファットアダプトを勧める理由は、3の精神面への良い影響があるからです。