腎臓結石は腸カンジダ症が原因

(過去の記事を修正しました)

腎臓結石は、腸カンジダ症によるシュウ酸の大量発生によって起こって来ます。

抗生剤の内服などの既往があると腸内細菌叢に変化が起こり、常在菌ではあるものの本来は繁殖量の少ない腸カンジダが大量に住み着くようになります。

この腸カンジダ症のある人がカンジダのエサである精製糖質を大量に摂取すると、短時間でシュウ酸の大量発生が起こって来ます。

(腸カンジダ症のある人は、本来のクエン酸回路がカンジダクレブス回路によってショートカットされて低活動になりますので、エネルギー不足となり慢性疲労などの症状が出ます。「疲れる、とにかく疲れる」のが腸カンジダ症の主症状です。)

大量に発生したシュウ酸が、体内のカルシウムイオンと結合して、石灰化が起こります。

カンジダの治療前後でのカンジダの主要代謝産物の尿有機酸検査の一例です。

見えにくいのでエクセルで図にします。

カンジダ治療によって、顕著に改善しており、ほぼ正常域となってます。

念のため国内検査も平行しました。

尿中シュウ酸(自費検査、2800円)では、39.1から19.1mg/5cc尿に改善しています。

以前にカルシウムパラドックスと異所性石灰化の記事を書きましたが、この記事の仮説がより正しいと考えています。

ほうれん草やお茶などを摂らない低シュウ酸食よりも、腸カンジダ症の治療がより大切であると考えています。