糖質制限で冷え性になる理由

2021年6月25日

まとめ:low T3 症候群になっています。①タンパク質摂取量を増やす、②果糖摂取を増やす方法がありますが、③糖質制限を緩める方法が最も有効です。

最後は、ダイエットを取るか、冷え性の解消を取るかという判断になります。

冷え性の原因は、基本的には身体の代謝の低下によって、低体温になりやすい身体になっていることです。

糖質制限をやり過ぎると、体重は減りますが、グルカゴンが過剰な状態となり、ケトン体を作るために脂肪の分解、不足したグルコースを作るために糖新生が活性化してタンパク質も分解してきます。

このタンパク質の分解を防ぐための生理的代償反応として、身体の代謝の鍵となる甲状腺ホルモンが低値になり、冷え性が起こってきます。

糖質制限→糖新生の亢進、身体のタンパク質の分解→代償的に甲状腺ホルモンが低下→身体の代謝の低下→低体温、冷え性

となります。

low T3症候群では、甲状腺機能検査にて、T3低値、T4正常、TSH正常、生理活性のないrT3(リバースT3)が高値の状態です。

末梢の1型5’-脱ヨード酵素活性低下、異所性3型5’-脱ヨード酵素活性亢進、甲状腺自体からのT3分泌低下が関与します。さらに進行すると低T3,T4症候群、低T3,T4,TSH症候群になります。

肝硬変、腎不全などの慢性消耗性疾患や認知症でもlow T3 症候群が起こってきます。

糖質制限で冷え性になる人は、よく出来ているとも、やり過ぎているとも言えます。