糖質は排泄できない、タンパク質は蓄積できない

2021年11月3日

糖質は排泄経路がないので、一度体内に取り入れてしまうと排泄出来ません。

少しでも余った糖質はアセチルCoAを経て、中性脂肪の形で蓄積されますので、排泄ではなく脂肪の燃焼の形でしか減らすことが出来ません。

飢餓状態になると、低血糖を防ぐ目的で、肝臓にグリコーゲンとして蓄えられた糖質が使われます。同時に、アミノ酸プールから糖新生でブドウ糖を作られます。

飢餓状態が続き肝臓のグリコーゲンが枯渇すると、中性脂肪の燃焼が起こり、ケトン体がTCA回路に入りエネルギーを作られます。

糖質を排泄するためには、この飢餓のメカニズムを使うしか方法がありませんので、断糖と断食をセットで行わないと蓄積された脂肪はほとんど減りません。

この状態ではグルカゴンが優位になっていますので、糖新生が活発に起こり筋肉も痩せて来ます。

長期的にこの状態が続くと、糖新生を抑えるために代償的に甲状腺機能が低下して来ます

タンパク質については、ボディービルダーのようなケースは別として、通常は蓄積できません。

一方で、毎日尿から一定量が排泄されるため、毎日摂り続ける必要があります。

アミノ酸プールと体組成タンパク質が、一対一の対応をする形でアミノ酸の交換が行われます。

つまり、ヒトの体組成に近い動物性タンパク質を摂取することが肝心です。

アミノ酸組成がヒトと異なるタンパク質を大量に摂ると、桶の理論から体組成タンパク質に使うことが出来ないので、合わないアミノ酸はそのまま排泄されてしまい無駄になります。

アミノ酸を排泄するオルニチン回路はエネルギーを消費するので、代謝の面で損をすることになります。

代謝で損をするということは、身体に負担を掛けることになります。