10年間インフルエンザワクチン追跡調査。幼少期から接種してる小学生、中学生は接種してない生徒よりも有意に感染率が高かった

日本のある地域の小学校および中学校におけるインフルエンザワクチン接種について、10年間にわたるアンケート調査を実施し、家庭内で感染の可能性がある学生の予防接種率と感染状況を把握しました。一万人規模の調査です。インフルエンザワクチンの投与、インフルエンザ感染、罹患したインフルエンザの種類、ならびにインフルエンザ予防接種歴に関するアンケートベースの調査は、10年間にわたる10シーズンで実施されました。小学校では、ワクチン接種はほとんどの年で罹患率の低下と関連していましたが、中学校では、毎年ワクチン接種を受けた生徒の罹患率が増加しました。我々の研究では、教職員の間で一貫した傾向が見出されませんでした。さらに、乳児期からワクチン接種を受けた小学生(< 0.001)および中学生(< 0.05)の罹患率が、乳児期からワクチン接種を受けていない学生に比べて有意に高いことがわかりました。本研究の結果は、乳児にインフルエンザワクチンを接種することが、後年にインフルエンザに罹患するリスクを高める可能性があることを示唆しています。(2022, Kajiume)