ミネラル欠乏による精神症状は同じ
鉄欠乏、亜鉛欠乏、マグネシウム欠乏による精神症状は同じです。
これらは、脳および身体のエネルギー産生が不十分であることよって起こってくると考えています。鉄とマグネシウムはミトコンドリアのATP産生に直接関与してます。
個体差が大きいということもあります。
同じ食事を摂っていて、ミネラル不足があったとしても、欠乏症状が出る人と出ない人がいます。大酒家でも欠乏症状が出ない人もいます。
遺伝的素因の差ではないかと考えてます。
ビタミンと同様にメガ量の投与が有効というわけでもありません。
ミネラルは測定が可能ですが、充足されて正常値に近づくと、普通は欠乏症状は治まってきます。やはり、メガミネラル療法は成立しません。
もうひとつは、食事の糖質過多・低タンパクの問題です。
背景に低タンパクのある人は、タンパク質による吸収促進が出来ません。
糖質過多のある人は、フィチン酸、シュウ酸とミネラルが結合して便に排泄されて、欠乏症が起こってきます。
ミネラル不足の根底に糖質過多・低タンパクの問題があると思いますので、糖質制限・高タンパク食→ミネラルの優先順位が基本だと考えてます。