湿→水湿→痰の中医治療

| 治法 | 病態イメージ | 代表生薬 |
|---|---|---|
| 芳香化湿 | 湿が停滞して脾胃の気機を阻害している段階、湿がまだ動く初期段階 | 藿香、佩蘭、砂仁、白豆蔲、蒼朮 |
| 利水滲湿 | 水湿が体内に停滞し、尿で排出したい段階 | 茯苓、猪苓、沢瀉、車前子、薏苡仁 |
| 燥湿化痰 | 湿が凝集して痰になった段階 | 半夏、陳皮、茯苓、天南星、白芥子 |
■病機の流れで表すと、
脾失健運
↓
湿
(藿香・佩蘭・砂仁・蒼朮)
↓
水湿停滞
(茯苓・猪苓・沢瀉・車前子)
↓
痰濁
(半夏・陳皮・天南星・白芥子)
■実際の治療
- 二陳湯:半夏+陳皮+茯苓
- 温胆湯:半夏+陳皮+茯苓+竹茹
- 平胃散:蒼朮+厚朴+陳皮
のように、「化湿薬・利湿薬・化痰薬を同時に使って、湿→痰の流れを上流から下流まで処理する」
ことが多いです。特に慢性例では「湿」と「痰」が併存していることがほとんどです。
