インフルエンザワクチンは、小さい効果と小さいリスクがある
ワクチンに関する本が沢山出ています。
効果の大きいワクチンとして。
1.麻疹(はしか)ワクチンの有効性95%。
2.水痘ワクチンの有効性70%。
3.破傷風ワクチンの有効性はほぼ100%。
これに対して、インフルエンザワクチンの強制摂取が廃止されたきっかけとなった前橋レポートを見てみると。
1回のワクチン接種で約5%、2回で約10%の有効性と読むことが出来ます。
有効性の高いワクチンと比べると、「小さい有効性がある」というのが正しい解釈です。
これを「たいして効果が無い」と考えるか、「それでも摂取した方がまし」と考えるかは、個人の判断に委ねられることになり、任意接種となっています。
リスクとしては、その成分に微量に含まれる有害物質などです。
病原ウイルスの無毒化のためにホルマリンが使われます。
体内に長く留まらせるためにアジュバント(補助するという意味)と呼ばれるアルミニウムなどが添加されています。
チロメサールは水銀ですが、防腐のために使われています。
小さいリスクがあります。
たいして効かないし、リスクがあるならワクチン打たずに放置する方が良いと言う意見もあります。インフルエンザは「ほっとけ病」という意見です。
一方で、対抗策もあります。
インフルエンザを最終的に退治するのは、ワクチンでも、抗ウイルス剤でもありません。
人間の体液性免疫であるインターフェロンが主役です。
高タンパク食とビタミンCの連続摂取で退治する方法があります。
普段から高タンパク食にしてビタミンCも摂っていれば、風邪が重症化しにくいとも言えます。
体系的レビューからも、インフルエンザワクチンが治療効果にほとんどまたはまったく影響を及ぼさないことが示されています。(2006, Jefferson)