糖質制限・高タンパク食と眠気の関係〜究極の不眠対策

2019年5月29日

糖質制限・高タンパク食を実践すると睡眠・覚醒に変化が出てきます。

1.食後のすぐの眠気が少なくなる。

食後すぐに眠くなる経験はどなたもあるだろうと思いますが、それにはオレキシンが関与しています。

2.食後2−3時間しての眠気も少なくなる。

これには機能性低血糖症が関与しています。

3.早朝覚醒してくる。

これは、夕食後に糖質を全く摂っていないと、明け方からケトン体の産生が盛んになってきます。ケトン体そのものは、網様体に作用して、覚醒効果を発揮しますので、早朝覚醒が起こって来ます。

余談ですが、ケトン体が増えてくると、網様体と同じ場所にある嘔吐中枢を刺激して、軽い吐き気が出てきます。軽い吐き気とは、逆に言えば、空腹を感じないということです。飢餓に対抗するメカニズムです。

4.3と重なりますが、この食事療法を進めて行くとケトン体が増えて、ケトジェニックに変化してきます。このケトン体の覚醒作用によって、睡眠が取りにくくなってきます。

これらの原因から考えると、糖質制限・高タンパク食の不眠に対する究極の対策は、

寝る前に、糖質を摂取することです。

精製糖質ではない、蜂蜜や果物を少量が良いのではないかと考えています。

長年、糖質を使ってぐーぐー寝ていた人が、急に断糖すると、上記の4つで寝られないのは当然です。

これまで、記事にしてきた正攻法的な不眠対策でも寝られない人は、「寝る前に果糖」でやむを得ないと思います。

ケトジェニック目的の人はケトン体を維持できればいいので、1日の糖質量が限界量を超えなければ問題ないです。

ダイエット目的なら、次の日の朝と昼の糖質を抜けば、問題ないです。つまり、糖質は夕食と寝る前に摂る形になります。

最終的に断糖を目指すにしても、寝られないと次の日の仕事に差し支えますので、一時的な方法としては、極めて有効です。

効果は、少し弱くなりますが、寝る前にタンパク質を摂る方法もあります。

胃や腸に食物が入る刺激で、オレキシンを介して睡眠を促すことも出来ます。

メラトニンの元となるトリプトファンの補給をすることが出来ます。

この方法の方が、糖質制限・高タンパク食の主旨に合ってます。