血清亜鉛/血清銅

亜鉛と銅は、体内で拮抗作用を持って働いています。周期表で見ると隣同士です。

他にも拮抗作用が大事な元素はいくつもあります。

血清亜鉛も血清道も100mg/dl程度が理想値です。

銅は不足することがまずないので、問題となるのは亜鉛不足です。

血清亜鉛/血清銅=1.0が理想


血清亜鉛/血清銅=0.8以下が危険信号です。

有害金属のCd(カドミウム)とHg(水銀)の蓄積があると、亜鉛欠乏が起こり、銅過剰になってきます。

カドミウムと水銀は、周期表で見ると亜鉛の同族元素(周期表で縦に並ぶ元素のこと)です。

生体内の代謝で本来は亜鉛の位置に、カドミウムや水銀が紛れ込んで機能不全などの問題が起こってきます。

ミネラルは鉄不足が有名ですが、亜鉛不足も非常に多いです。

有害金属のCd(カドミウム)とHg(水銀)の蓄積と亜鉛不足がセットで起こっている人がほとんどです。

ミネラル検査でも、亜鉛/銅比などの拮抗作用を持つ元素のチェックが可能です。