刑務所ダイエット

2020年2月29日

刑務所ダイエットとは、主食の穀物を白米から大麦に変える減量法です。

主な穀物の主要成分、GI値、GL値を並べてみます。

大麦の数値が単糖当量、水溶性食物繊維(玄米の30倍)、GL値が突出しています。

GL値とは食材を摂取した後の血糖値の上がりやすさの指標です。

食後の血糖値の変化は、大麦がダントツで優秀です。

驚くべき事として、糖質量が最も多いのに対して、逆に食後の血糖値の上昇が最も少なくなっています。

さらに、次の食事の血糖上昇も抑えてくれます。(セカンドミール効果)

このことから、糖質制限より糖質選択という流れが出てきています。

一次作用としては低インスリンダイエットになり、二次作用としてセカンドミール効果があります。

三次作用としては、大麦に含まれる水溶性食物繊維のβ-グルカンが、腸内細菌のエサとなり短鎖脂肪酸を産生します。この短鎖脂肪酸の作用で、糖尿病、肥満などの改善が出来ると言われています。

良いことずくめの大麦ですが、ポイントは大麦以外の穀物をなるべく沢山は摂取しないことです。

精米単品やパンやお菓子を食べながら、時々大麦を食べるのではなくて、大麦を常食にすることです。

お米を麦飯に置き換えることが出来て、継続できれば良い結果が期待出来ます。

(刑務所の麦飯は、米:大麦=7:3の比率のものが標準とされているそうです。)

大麦だけが解決策という訳ではありません。

大麦のβ-グルカンに限らず水溶性食物繊維を十分に摂取すれば良いので、水溶性食物繊維を豊富に含んでいる野菜や果物や海藻を積極的に摂れば同じ効果が得られます。

水溶性食物繊維の豊富な「にんじんジュース」を食前に飲む方法もあります。

サプリで水溶性食物繊維を摂る方法もあります。

β-グルカンだけでなく、多種類の水溶性食物繊維を摂る方が、腸内フローラの多様性に繋がり、肥満や慢性疾患により効果があります。

大麦に対して遅延型食物アレルギーをお持ちの方は、大麦の常食は注意が必要です。