夕食後に、ご飯を勧める理由
私自身は、断糖療法はあまり勧めない方が良いのではないかと考えています。
身体の代謝で考えると、断糖するとタンパク質の分解から糖新生を盛んに起こしていると考えて、代謝効率で損をしているという理由からです。
大人の場合は、ある程度の糖質制限は基本ですが、夕食後にご飯を勧めることがあります。
夕食中にご飯を食べると、血糖値スパイクが起こるので、出来れば夕食後にデザートとしてご飯を食べる方法が、食べる順番ダイエットから考えると理想的です。
理由は、睡眠を取りやすくするためです。
食事で炭水化物を多く摂ると、血中のトリプトファン濃度が上昇して、脳内のセロトニン経路を促進して、結果として睡眠を促すことが知られています。
逆に、食事でタンパク質を多く摂ると、血中のチロシン濃度が上昇して、脳内のドーパミン経路を促進して、結果として活動的になります。
朝食や昼食では、タンパク質を積極的に摂って炭水化物を減らすことによって活動的に、夕食後は糖質制限を緩めて睡眠を取りやすくする食事法です。