片頭痛と栄養
まとめ:①高タンパク、高繊維食。
②トリガーとなる食品添加物などを避ける。
③マグネシウムなどの栄養素を補給する。
片頭痛の記事を書いてきました(片頭痛にマグネシウム、コーヒーでパニック、頭痛、中毒、過眠、ホモシステイン、CGRP(カルシトニン関連遺伝子ペプチド))が、片頭痛と栄養の関係からまとめてみます。
片頭痛と主要栄養素の摂取量の関係については、片頭痛ある方は、「タンパク質摂取量が少なく、総脂肪摂取量が多く、総炭水化物摂取量が多い」ことが報告されています。(2018年、Andreevaら)
子供の片頭痛に対して、野菜と果物の摂取が有効であることが報告されています。(2019年、Ariyanfarら)
片頭痛の方に野菜と果物の豊富な食事の導入によって改善したことが報告されています。(2019年、Costaら)
マグネシウム、カルニチン、リボフラビン、ニコチン酸、CoQ10、ビタミンD、ビタミンB 12、およびアルファリポ酸の補給が片頭痛患者に予防的および治療的効果をもたらすことを示しています。
また、ホモシステインレベルの上昇は片頭痛発作につながる可能性があります。(2018年、Nattagh-Eshtivaniら)
チョコレート、カフェイン、ミルク、チーズ、アルコール飲料などの特定の食品は、片頭痛発作の一般的な引き金として特定されています。ナッツ、柑橘系の果物、加工肉、グルタミン酸ナトリウム、アスパルテーム、脂肪の多い食べ物、コーヒー、アルコールも原因になり得ることが報告されています。(2020年、Hyndiyehら)
チョコレート、柑橘系の果物、ナッツ、アイスクリーム、トマト、玉ねぎ、乳製品、アルコール飲料、コーヒー、カフェイン、グルタミン酸ナトリウム(MSG)、ヒスタミン、チラミン、フェニルエチルアミン、亜硝酸塩、アスパルテーム、スクラロース、およびグルテンが文献に記載されています。腸内フローラが片頭痛に関係していることが指摘されています。(2020年、Gazerani)
運動は片頭痛発作を引き起こす可能性がありますが、定期的な運動は片頭痛の頻度に予防効果をもたらす可能性があると報告されています。(2018年、Aminら)