【天王寺の漢方内科】中風(脳卒中)の中医治療
■肝胆系病証の中風の7つの証候
| 中経絡 | 経絡空虚、風邪入中 | 正気不足で経絡が空虚になり、風邪が中に入る |
| 肝腎陰虚、風痰上擾 | 不摂生や久病などにより肝腎陰虚から陰虚陽亢により、肝風を引き起こし、痰を伴って脈絡に入り、脈絡が不暢(ふちょう)となる | |
| 痰熱腑実、風痰上擾 | 湿があつまって痰となり、痰が鬱して熱と化し、内風が痰を挟んで経絡を上擾する。下方では腑気が通じなくなって便秘となる。 | |
| 中臓腑 | 閉証 | |
| 脱証 | 正気虚脱 | |
| 後遺症 | 半身不随 | 風痰が経絡に侵入して、血脈不通、舌質黒や瘀班を伴うものは血瘀阻絡の象である |
| 言語不利 |
| 肝腎陰虚、風痰上擾 | 平素から頭暈頭痛、耳鳴眩暈、少眠多夢、腰膝酸軟、突然の半身麻木、半身不随 | 鎮肝熄風湯加減 | 山薬・代赭石、牡蛎・竜骨・亀板・白芍・玄参・天門冬、川楝子、生麦芽、茵陳蒿、甘草 |
| 痰熱腑実、風痰上擾 | 突然の半身不随、半身麻木(あさぎ、しびれ)、顔面麻痺、便秘、頭暈、羞明、耳鳴り、痰が多 | 星蔞(ろう)承気湯加減 | 胆南星、栝楼仁、生大黄、芒硝 加 丹参、赤芍、鶏血藤 |
| +頭暈の強い場合 | 釣藤、菊花(辛涼解表薬、平肝)、珍珠母(重鎮安神、清肝 | ||
| +舌質が赤く、煩躁不安し、一晩中不眠 | 生地黄、沙参(滋陰)、麦門冬、玄参、茯苓、夜交藤 | ||
| 半身不随 | 半身不随、半身麻木、重症例では完全に感覚が消失 | 補陽還五湯加減 | 黄耆、当帰、赤芍、地竜、川芎、桃仁、紅花 |
| +強い半身不随 | 穿山甲、水蛭、桑枝 | ||
| +言語不利 | 石菖蒲、遠志 | ||
| +心悸(心陽不足) | 桂枝、炙甘草 | ||
| +片側の麻痺が強い | 桑寄生(祛風湿)、続断、牛膝、地黄、山茱萸、肉蓯蓉 |
