発達障害とキノコ

野菜嫌いの子供さんの中でも、特にキノコが苦手なお子さんが多いように思います。

自閉症とキノコに関する総論にて、キノコの摂取が腸内細菌叢を改善させて、自閉症を改善する可能性が指摘されています。(2019年、Bellら)

食用きのこサプリが、自閉症児の腸内細菌叢を改善することが報告されています。(2023, Saxami)

チャーガ(Inonotus obliquus)、霊芝(Ganoderma lucidum)、舞茸、椎茸、冬虫夏草(Cordyceps militaris)、山伏茸(Hericium erinaceus)、ひらたけ(Pleurotus giganteous)、マジックマッシュルーム(magic mushrooms)の自閉症やADHDに対する有効性が指摘されています。

サプリとして販売されているものもあります。(多種類のキノコを含有するサプリを推奨します)

自閉症児では偏食が多く、偏食によって腸内フローラの問題が起こることが指摘されています。

一方で、腸内細菌叢が操り人形のように摂食行動を操作することが知られています。

自閉症の腸内フローラの特徴としては、多様性とプレボテラが少ないことが指摘されています。

マウスの実験で、キノコ類がプレボテラを増やすことが指摘されています。(2018年、Tianら