解離性症状は、機能性低血糖症と関係する可能性あり
意識とは、「起きていること」、「自分で自分のことが分かっている状態」です。
意識に問題が出るケースは、2つあります。
頭部外傷などによる意識障害と、ストレスなどによる意識障害です。
後者の精神科的な意識障害が、解離性障害です。
具体的な症状としては、以下の3つが代表です。
離人症:現実感が喪失している。うつ状態の時によくある症状です。
解離性健忘:トラウマやストレスに対する記憶が失われる。
解離性同一性障害:複数の人格が1人の人間の中に存在して、人格交代現象が起きる。
これ以外にも、広い意味では解離性障害の範疇に入ってくるものは、以下です。
転換性障害:ストレスに関係して、神経学的に説明不可能な発作、麻痺、歩行障害、会話困難がある。
身体表現性障害:原因不明の身体症状を呈するもの。
疼痛性障害:原因不明の疼痛が認められる。
退行:解離性人格障害のひとつとも言えるが、様々な病態がある。
これらの病名は、診断学的に分類が出来るということに過ぎません。
実際には、複数の病態が1人の人に出現してくることがほとんどです。
前の記事にも書きましたが、これらの解離性障害も根底に糖質過多と低タンパク質があります。
特に、機能性低血糖症の症状のひとつとして、解離性症状が出ているケースがあります。
糖質過食の2〜3時間後で、解離性症状が出てきます。
治療は、糖質制限/高タンパク食です。