アスタキサンチン

まとめ:アスタキサンチンは、新型コロナ後遺症、ワクチン後遺症に対する保護作用として、抗サイトカイン、オートファジー作用を持っています。

アスタキサンチン(astaxanthin)は、β-カロテンと同じカロテノイドファミリーに属する赤い色素です。また、甲殻類のエビやカニ、魚類のサーモンやタイや、海藻などの海洋生物に含まれています。最近、アスタキサンチンは、脂質過酸化に対してビタミン E の最大 100 倍、一重項酸素消去に対して β-カロテンの約 40 倍の抗酸化活性を有することが報告されています。(2013, 山下)

アスタキサンチンは、心血管疾患(2008, Pashkow)、神経保護作用(2018, Galasso)、糖尿病(2022, Kanwugu)などへの多彩な効果があります。

新型コロナ感染症においてアスタキサンチンが、サイトカインストームのリスクを軽減する可能性があります。(2020, Talukdar)(2021, Ahmadi)

アスタキサンチンは、AMPKを活性化してオートファジーを誘導することが報告されています。(2020, Nishida)