中医の化湿薬の使い分け

化湿薬は、湿熱、暑湿の邪、脾胃の湿邪、湿痺、湿痰の咳嗽に使います。

辛温解表防風勝湿止痙(湿痺の関節痛、筋肉のひきつり)
清熱燥湿黄芩湿熱に使う
黄連湿熱に使う
黄柏湿熱に使う
竜胆湿熱に使う
苦参湿熱に使う
秦皮湿熱に使う
白鮮皮湿熱に使う
祛暑藿香化湿(暑湿の邪に使う)
白扁豆化湿(暑湿の邪に使う)
草果燥湿(脾胃の寒湿邪に使う)
利水滲湿防已湿熱を泄する
薏苡仁湿熱を泄する、祛湿除痺(湿熱痺)
地膚子湿熱を泄する
茵陳蒿湿熱を泄する
滑石湿疹・湿瘡(滲出の多い湿疹)に使う
萆薢湿熱を泄する、祛湿除痺(風湿痺)
祛風湿蒼朮祛風除湿(湿痺)、燥湿健脾(湿困脾胃の腹満、悪心に使う、燥湿>健脾)
木瓜祛風除湿(湿痺)、除湿(暑湿の邪に使う)
独活祛風除湿(湿痺)止痛
秦艽祛風除湿(湿痺)通絡
蒼耳子祛風除湿(湿痺)止痛
威霊仙祛風除湿(湿痺)、消痰逐飲(咳嗽に使う)通絡止痛
桑枝祛風湿(湿痺)通絡
蚕砂祛風除湿(湿痺)
虎杖祛風除湿(湿痺)
桑寄生祛風湿(湿痺)
烏梢蛇祛風湿(湿痺)通絡
行気陳皮燥湿化痰(咳嗽に使う)
(枳実)化痰(咳嗽に使う)
厚朴行気化湿(湿困脾胃に使う)、燥湿化痰(咳嗽に使う)
大腹皮行気化湿(湿困脾胃に使う)
檳榔子利水化湿、降気下行、気虚下陥に禁忌
白豆蔲化湿消痞(胸苦しい、納少)
燥湿化痰半夏湿痰の咳嗽に使う
天南星湿痰の咳嗽に使う
補益白朮燥湿健脾(脾虚で水湿が停滞に使う、健脾>燥湿)