<症例>新型コロナワクチン後に発症した関節リウマチの完治例
43歳女性、新型コロナワクチン3回接種(2022年3月)。2024年1月より、両手指第二、第三関節痛、こわばりが出現。
2024年8月10日に当院を初診となる。大学病院の血液検査にて関節リウマチの診断を受けるが、西洋薬ではなく煎じ薬を選択される。
自己免疫疾患の栄養療法と木田正博先生の関節リウマチの治療に従って、治療を開始した。
治法:通絡・祛風湿、清熱、利水消腫、活血化瘀、補気養血
方剤:I方:実痺基本方加減。黄耆9、忍冬9、牡丹皮5、白芍5、防已5、唐独活6、延胡索7、黄柏5、炙甘草3、桑枝10、五霊脂5、合五味除去散。
2週間で症状は半減して、1ヶ月でほとんど症状は無くなった。
半年間煎じ薬を継続してもらったが、再発も無く血液検査に結果も良好であり、下記の散剤に減量変更。
1)四物湯エキス剤7.5 分3毎食前
2)桑枝末2、防已末1、黄耆末2、忍冬末2 分2朝夕食前
さらに3ヶ月継続した後、減量中止とした。
その後の自覚症状および血液検査でも再発無く、治療終結とした。