中医学、漢方
視神経萎縮の中医治療

視力低下、視野異常がおもな症状です。色覚異常も起こります。眼底検査でみると、視神経は蒼白(そうはく)になっています。原因疾患としてはうっ血乳頭、視神経炎、脱髄疾患、視神経の圧迫、ぶどう膜炎、緑内障や薬物中毒などによる循環 […]

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中医学、漢方
白内障の中医治療

白内障とは、目の中でカメラのレンズの役割をしている水晶体という部位が濁ってしまう状態のことです。 水晶体が濁ってしまうと、視界がぼやける、かすむ、二重に見える、まぶしさを感じる(初期症状)といった症状が起こり、徐々に視力 […]

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中医学、漢方
緑内障(青光眼)の中医治療

緑内障は、中医学では青光目と呼ばれます。 原発開放隅角緑内障(88%) 肝鬱気滞 うつ、胸肋腫痛、心煩易怒、眼腫、頭痛、視野縮小 丹梔逍遥散加減 痰湿上泛(はん) 頭暈、目腫、胸悶、悪心 温胆湯加減 肝腎陰虚 頭暈、耳鳴 […]

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中医学、漢方
かすみ目(目昏)の中医治療

かすみ目を中医学では、目昏(もくこん)と呼びます。視力が低下して、物がはっきり見えないことです。 風痰上擾 眼瞼のぴくつき、痰が多い、めまい、ふらつき 半夏白朮天麻湯 肝鬱気滞 うつ、納呆、鼠痛無定所、胸肋腫痛 逍遥散 […]

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アトピー性皮膚炎の中医治療

アトピー性皮膚炎(atopic dermatitis)は、中医学では四弯風と呼びます。四弯とは、両側の肘窩、膝窩のこと。 木田正博先生の論文の分類が以下です。アトピー性皮膚炎は生活習慣病として対応して食生活の指導を重視し […]

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中医学、漢方
肺脹(肺気腫)の中医治療

肺脹とは、西洋医学での肺気腫のことです。 肺気腫とは、主にたばこの煙が原因となって肺胞(呼吸の際に酸素と二酸化炭素の交換が行われる部位)に慢性的な炎症が生じ、構造が破壊されて肺の機能が低下する病気です。この肺の構造破壊は […]

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中医学、漢方
脇痛の中医治療

中医学での胸脇の痛みを脇痛(きょうつう)と呼んで、ひとつの弁病として扱います。 肝気鬱結 鼠(きん)痛無定所、納呆、ため息 柴胡疎肝散 瘀血停着 脇痛は刺痛、固定痛、夜に激しい 旋覆花湯加味 肝陰不足 脇肋が隠痛して綿々 […]

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中医学、漢方
間質性肺炎(肺痿)の中医治療

間質性肺炎は、中医学では肺痿(はいい)と呼ばれます。 間質性肺炎は「間質」と呼ばれる肺胞の壁に炎症や損傷が起こる病気です。 肺胞の壁が厚く硬くなるため(線維化といいます)、酸素を取り込みにくくなります。このために主症状は […]

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中医学、漢方
肺炎(風温)の中医治療

中医学の風温は、西洋医学では肺炎や急性気管支炎に当たります。 感冒と風温の違いについては、風温では伝変して長期化・重症化しますが、感冒とはほとんど伝変せずに1週間以内に寛解します。 衛気営血という病機の伝変をもとにして、 […]

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中医学、漢方
花粉症の中医治療

花粉症は日本独特の疾患で、中医学ではまだ論じられていません。木田正博先生の論文をまとめます。 肝陰虚→肝陽上亢→肝火上炎 目痒、鼻水、めまい、顔のほてり 基本方 内熱(または伏火) 黄色、粘調の鼻水 基本方 内湿 大量の […]

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