モリブデン

モリブデンは、クロム族元素の仲間の必須ミネラルのひとつです。

モリブデンは、アルデヒドオキシダーゼ(アミノ酸代謝、ビタミンB群の代謝)、キサンチンオキシダーゼ(尿酸の生成)、亜硫酸オキシダーゼ(ミトコンドリアでのATP生成)などの酸化還元酵素の補因子として働いており、また鉄の利用効率を上げて造血を促す作用、体内の銅の排泄などを担っています。

オリゴスキャンでの相関関係でみると、地味に重要な役割を担ってます。

高い正の相関:バナジウム>コバルト>銅>鉄>亜鉛

高い負の相関:ビスマス>タリウム>バリウム>アンチモン

長期間の静脈栄養施行により、モリブデンが不足して、頻脈、多呼吸、夜盲症などを引き起こした報告があります。

通常はモリブデンの不足は起こらないと言われていますが、オリゴスキャンで見ると不足気味の方もおられます。

モリブデンを多く含む食物は、レバーと豆類です。

サプリで摂取する方法もあります。