中医学、漢方
厥証の中医治療

厥証(けつしょう)は、突然倒れる・意識不明・四肢厥冷などの症状を呈するものです。西洋医学では、失神、ショック、熱射病、低血糖性昏睡などのことです。後遺症を残さない一過性の意識障害のことです。 ■要点 1.病因を弁ず。厥証 […]

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ワクチン
新型コロナ感染症の入院患者では、ワクチン接種者が非接種者の2倍の死亡率になります。

新型コロナ感染症の入院患者では、ワクチン接種者が非接種者の2倍の死亡率になります。(2024, Adhikari) オハイオ州州立大学病院に新型コロナ感染症患者、112名を対象とした研究です。 新型コロナウイルス感染症患 […]

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中医学、漢方
乾癬(銀屑病)の中医治療

乾癬(psoriasis)は、中医学では銀屑病と呼ばれます。 血熱 初期、急性期、進行期、アウスビッツ現象(点状出血) 犀角地黄湯加減 血燥 静止期、退行期、慢性経過、咽乾唇燥、口乾、便秘 当帰飲子加減、養血潤膚飲加減 […]

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中医学、漢方
月経過多の中医治療

経血量が80ccを超えるものを月経過多、20cc以下なら月経過少と呼びます。 月経過多の病機としては、子宮への栄養を行う経絡の衝脈と任脈が安定せずに、経血を制約出来ないことです。 気虚 経血淡紅、疲労感、息切れ、顔白、う […]

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中医学、漢方
嘔吐の中医治療

■弁証の要点 まず実証と虚証を分けることが肝腎です。実証では、外邪、飲食、七情が胃を犯すことで起こり、発症が急激で、病程も短い。一方で虚証では、脾胃虚寒または胃陰不足があり、胃の和降作用(通過、消化作用)が失調して起こり […]

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中医学、漢方
鼓腸の中医治療

鼓腸とは腹部が太鼓のように膨らむ病名である。西洋医学での腹水。 気滞湿阻 脇肋腫痛、納呆、嗳気 柴胡疏肝散、胃苓湯加減 寒湿困脾 顔・下肢に浮腫、暖めると気持ち良い、精神疲労、泥状便 実脾飲 湿熱壅(よう)結 煩熱(わず […]

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中医学、漢方
四肢の冷え(手足厥冷)の中医治療

四肢の冷えを中医学では、手足厥冷(けつれい)と呼びます。 陽虚 脾腎陽虚 寒がって身を縮める、下痢、消化不良 四逆散 陰寒内盛 悪寒がない、顔面紅潮、咽頭痛 通脈四逆散 戴陽(たいよう) 水様便止まらず、焦燥感、脈が触れ […]

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中医学、漢方
視神経萎縮の中医治療

視力低下、視野異常がおもな症状です。色覚異常も起こります。眼底検査でみると、視神経は蒼白(そうはく)になっています。原因疾患としてはうっ血乳頭、視神経炎、脱髄疾患、視神経の圧迫、ぶどう膜炎、緑内障や薬物中毒などによる循環 […]

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中医学、漢方
白内障の中医治療

白内障とは、目の中でカメラのレンズの役割をしている水晶体という部位が濁ってしまう状態のことです。 水晶体が濁ってしまうと、視界がぼやける、かすむ、二重に見える、まぶしさを感じる(初期症状)といった症状が起こり、徐々に視力 […]

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中医学、漢方
緑内障(青光眼)の中医治療

緑内障は、中医学では青光目と呼ばれます。 原発開放隅角緑内障(88%) 肝鬱気滞 うつ、胸肋腫痛、心煩易怒、眼腫、頭痛、視野縮小 丹梔逍遥散加減 痰湿上泛(はん) 頭暈、目腫、胸悶、悪心 温胆湯加減 肝腎陰虚 頭暈、耳鳴 […]

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