2024年1月

中医学、漢方
薬対:柴胡と芍薬

柴胡は芍薬の柔性を得て、肝気を疏する(疏通)。 柴胡 苦・微辛・微寒 肝・胆・心包・三焦 透表泄熱、疏肝解鬱、昇挙陽気 陰虚火旺、肝陽上亢に禁忌 芍薬(白芍) 苦・酸・微寒 肝・脾 補血斂陰、柔肝止痛、平肝斂陰 斂(レン […]

続きを読む
中医学、漢方
半夏と陳皮

半夏と陳皮は、脾胃の湿痰の燥湿・降胃気に使われます。 四君子湯+半夏+陳皮=六君子湯:半夏と陳皮で胃内の湿を乾かす。 抑肝散+半夏+陳皮=抑肝散加陳皮半夏:半夏と陳皮は、二陳湯の方意で、共に燥湿化痰の働きがあり、半夏は胃 […]

続きを読む
中医学、漢方
脈診

第一段階は、浮沈、遅数(ちさく)、虚実(強弱)だけで良い。

続きを読む
中医学、漢方
中医学の基礎、気血津液弁証、舌診と脈診と方剤

舌診 脈診 方剤 エキス剤 気虚 舌質淡白、苔薄、剥苔、胖大 虚(無力)、細、短 四君子湯、参苓白朮散、六君子湯 四君子湯、黄耆建中湯、啓脾湯、六君子湯 気陥 舌質淡白、 弱(浮、細) 補中益気湯 補中益気湯 気脱 舌質 […]

続きを読む
中医学、漢方
舌診

第一段階は、舌質の色と舌苔(色と厚さ)の2点です。 瘀血では、舌質の色は紫暗色、瘀点、瘀班を伴う。 陰虚では紅。 ■舌苔の色 舌苔の厚さ ■苔質(たいしつ) 濃い異常な排泄物は、胃腸の疲れ(胃虚、脾虚)を意味する。 薄苔 […]

続きを読む
中医学、漢方
虚証と実証

虚証 病症の進行過程で正気不足の現れのあるもの 実証 病症の進行過程で病邪の存在が顕著なもの 虚実夾雑証 もともと実証+病邪→正気損傷で虚証になる、病邪も残存もともと虚証+病邪もともと虚証+内生の病理産物が結集 出現頻度 […]

続きを読む
中医学、漢方
臓腑弁証と方剤・エキス剤

■肝 肝気鬱結 柴胡疏肝散 柴胡、香附子、枳実、陳皮、川芎、甘草 逍遥散 柴胡、白芍、白朮、当帰、茯苓、薄荷、炙甘草、生姜、薄荷 四逆散 柴胡、白芍、甘草、枳実 加味烏薬湯 香附子、木香、烏薬、延胡索、縮砂、甘草 肝血虚 […]

続きを読む
中医学、漢方
中医学の基礎、弁証論治と気血津液弁証

東洋医学 西洋医学 弁証 診断 論治 治療 様々な弁証方法を用いて、異なる視点から多角的に病証を分析する。 病証の全体像を把握する弁証の基礎 八綱弁証 内傷病に用いる 気血弁証(気血津液弁証) 臓腑弁証 経絡弁証 外感病 […]

続きを読む
中医学、漢方
中医学の基礎、臓腑弁証

■肝 疏泄と蔵血作用の問題、実証から虚証までのスペクトラム 肝気鬱結 実証、気滞により気の疏泄↑ うつ、脹痛 柴胡疏肝散、逍遥散、四逆散、加味烏薬湯 肝血虚 虚証、蔵血↓、肝の貧血 目の滋養不足(目乾、目花(かすみ)) […]

続きを読む