中医学、漢方

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乳幼児、子供への漢方薬の飲ませ方

漢方薬の量は、60キロの大人を漢方薬一包として、体重計算で半量、1/4量などと減量します。 ■直接、漢方薬を飲む方法 2歳までの乳児であれば、少量の水で練った漢方薬を保護者の指先につけて、子供の上顎や頬粘膜になすりつけま […]

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常備薬としての銀翹散

銀翹散は、日本でよく見られる発熱を主症状とする感冒に中医学で使われる方剤です。日本のエキス剤漢方薬は、傷寒論に由来する悪寒を主症状とする方剤が多く採用されていますが、銀翹散は採用されていませんが、アマゾンなどで購入可能で […]

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酒渣の中医治療

酒渣(rosecea)は、中医学では鼻赤と呼ばれます。 エキス剤、市販薬 肺胃積熱 紅班型。鼻を中心とした紅班。口渇、便秘。 枇杷清肺飲加減 清上防風湯(ツムラ)+五味消毒飲(市販) 血熱壅積 丘疹膿疱型。紅班の上に丘疹 […]

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薬対:独活と羌活

独活は下焦および筋骨の風湿を取り除き、羌活は上焦および肌表の風寒を取り除きます。両薬を配合すると、薬力は上下表裏に働き、疏風散寒、除湿通痺、活絡止痛を発揮します。 独活 辛・苦・微温 肝・腎・膀胱 祛風勝湿 気血不足だけ […]

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透疹

中医学では、発疹は身体が外邪を外に排泄する動きと考えて、透疹と呼びます。 麻黄 辛温解表 辛・微苦・温 肺・膀胱 発汗解表、宣肺平喘・止咳、利水消腫 荊芥 辛温解表 辛・温 肺・肝 祛風解表、宣毒透疹、散瘀止血、祛風止血 […]

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薬対:杏仁・桔梗・麻黄・石膏

杏仁 苦・辛・温・小毒 肺・大腸 止咳平喘、潤腸通便 陰虚咳嗽、下痢には使わない 桔梗 苦・辛・平 肺 宣肺祛痰、排膿消腫 陰虚咳嗽、喀血には使わない 麻黄 苦・微辛・温 肺・膀胱 発汗解表、宣肺平喘・止咳、利水消腫 過 […]

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傷寒と温病

中医学での感冒は7日以内に軽快するものですが、感冒より勢いの強い感染症(外感病)であり症状が進行して変化するもの(伝変)で、寒邪(悪寒が主訴)によるものを傷寒、温熱の邪(発熱、暑がる、口渇が主訴)によるものを温病と呼びま […]

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薬対:柴胡と黄芩

柴胡と黄芩は、①往来寒熱、胸脇苦満を主訴とする傷寒少陽病の和解少陽剤の代表的な基本処方、②他に実熱を伴う瘧疾(マラリア)、③肝鬱気滞が火と化して少陽証を示すものに使います。 柴胡 辛涼解表 苦、微辛、微寒 肝、胆、心包、 […]

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薬対:蒼朮と白朮

蒼朮 祛風湿 辛、苦、温 脾、胃 祛風除湿、燥湿健脾、散寒解表、除障明目 湿盛の実証に使う、苦温燥烈なので、陰虚、気虚多汗に禁忌 白朮 補気 甘、苦、温 脾、胃 健脾益気、燥湿利水、固表止汗、安胎 脾虚に使う、燥湿傷陰す […]

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血管性浮腫

血管性浮腫(Quincke's edema)は、クインケ浮腫、血管神経性浮腫とも呼ばれ、中医学では赤白遊風と言います。 眼瞼、口唇などの好発する蕁麻疹で、消失に2〜3日要します。 脾肺気虚、風寒相摶証(そうはく) 脾肺の […]

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