2024年7月4日
臓腑の機能活動の基本は津気であり、昇降失調とは「津気の昇降逆乱と臓腑の機能失調の総合的な反応」です。 肺気上逆 宣降肺気 麻黄、杏仁 胃気上逆 和降胃気 陳皮、半夏 腎気不納 収斂・摂納 五味子、沈香 脾気下陥 昇陽挙陥 […]
2024年6月30日
寒熱挟(きょう)雑とは、寒証と熱証が同時に診られる状態のことである。寒熱錯雑証と呼びます。いわゆる冷えのぼせです。 表寒裏熱 寒邪が裏に入って化熱すると裏熱症状(黄粘痰、口渇、煩躁、便秘、小便赤)、表に残る寒邪の症状(悪 […]
2024年6月26日
達原飲は、「新型コロナウイルス感染症に対する最新知見と有効な漢方薬」(2020, 肖黎)の論文にて、中等度の新型コロナ感染症に有効である代表的な方剤として紹介されています。 ワクチン後遺症および新型コロナ後遺症にも有効性 […]
2024年6月24日
辛涼解表 葛根 炎症性の下痢 清熱涼血 白頭翁 炎症性の下痢 清熱燥湿 黄連 炎症性の下痢 黄柏 炎症性の下痢 苦参 炎症性の下痢 清熱解毒 金銀花 炎症性の下痢 馬歯莧 炎症性の下痢 散寒 乾姜 冷えによる下痢 呉茱萸 […]
2024年6月23日
腸癰(ちょうよう)とは、西洋医学での虫垂炎、腹部膿瘍、骨盤内膿瘍に相当します。 瘀熱型 膿腫なし 急性腹痛、腹皮微急、微熱 大黄牡丹皮湯 蘊(うん)熱型 膿腫あり 腹痛はより激しい、腹皮攣急、壮熱 仙方活命飲合大黄牡丹皮 […]
2024年6月22日
胃痛とは、西洋医学での胃炎、胃潰瘍、胃がんなどによる上腹部疼痛を主症状とするものです。 寒凝気滞 急性の激痛、畏寒喜温、熱飲を好む 良附丸合呉茱萸湯加減 飲食積滞 胃脘脹満、拒按、不消化の食物を嘔吐、嘔吐後に楽、納少、大 […]
2024年6月20日
胃腸機能障害とは、胃腸に器質的病変は認められないが、胃腸の分泌と運動の機能失調のことです。 西洋医学での機能性ディスペプシア(慢性的なみぞおち辺りの痛みや胃もたれなどの上腹部症状を現す病気)に似ています。 食滞 腹脹、腹 […]
2024年6月19日
扁平疣贅は、顔、手の甲、下腿にみられる褐色調のいぼで、青年期の女性によく見られます。顔のひっかき傷からHPVが感染すると、線状にいぼ(ケブネル現象、自家接種で拡大する現象)が見られることがあります。小さな老人性いぼとの鑑 […]
2024年6月17日
嚥下困難は、中医学では噎膈(いっかく)と呼ばれます。西洋医学の、食道がん、食道炎、噴門がん、食道憩室、逆流性食道炎などを指します。 噎膈の病位は食道・噴門であるが、嘔吐は胃である。 痰気交阻 痰と気が交阻して胸膈を閉塞し […]
2024年6月16日
胃部不快感は、中医学では「反胃」と呼ばれます。 脘腹の痞脹、朝食暮吐(ぼと)と暮食朝吐が主症状です。西洋医学では、胃がん、機能性ディスペプシア、胃炎などのことです。 ■鑑別診断 嘔吐では、飲食後すぐ吐く、食べないでも吐く […]