中医学、漢方

中医学、漢方
吐き気の中医治療

吐き気は、中医学では悪心と呼びます。悪心とは、吐き気があるのに吐けず、吐き気が止まらないことです。 胃寒 胃の陽虚、または寒冷の飲食による胃気の損傷による 胃熱 肥甘厚味で裏熱、または暑熱を感受して裏に入って、胃熱を生じ […]

続きを読む
中医学、漢方
食欲不振の中医治療

食欲不振は、中医学では納呆などと呼ばれます。 病位は脾胃にあります。慢性疾患では回復を遅らせるため、特に食欲不振を重視する必要があります。 肝胃不和 肝気鬱結から肝気が胃に横逆 脾胃湿熱 肥甘厚味により脾胃を損傷して、湿 […]

続きを読む
中医学、漢方
嚥下障害の中医治療

嚥下障害は、中医学では噎膈(いっかく)と呼びます。 ■病因病機 痰気交阻 気と痰が交阻して、胸膈を閉塞する。 津虧熱結 熱毒が陰を損傷して、胃陰が虧耗して食道の潤いが無くなる。 痰瘀内結 痰瘀が内結して食道や胃を阻み、食 […]

続きを読む
中医学、漢方
夜間多尿の中医治療

中医学では、腎臓は水、膀胱は尿液を司るので、腎と膀胱の失調によって、夜間多尿が起こってきます。また、昼は陽で夜は陰であり、夜間は陰盛陽衰であるので、夜間多尿は陽気の虚弱が原因です。 腎陽虚 甚だしければ尿失禁、耳鳴り、難 […]

続きを読む
中医学、漢方
多夢の中医治療

多夢とは、睡眠中に夢をよく見ることです。多夢は、虚証に多く、気血の不足、陰液の不足で起こりやすくなります。 心脾両虚 浅眠、驚きやすい、納呆、腹が腫れる、便溏 帰脾湯加減 心腎不交 イライラ、心煩(しんぱん)、動悸、めま […]

続きを読む
中医学、漢方
厥証の中医治療

厥証(けつしょう)は、突然倒れる・意識不明・四肢厥冷などの症状を呈するものです。西洋医学では、失神、ショック、熱射病、低血糖性昏睡などのことです。後遺症を残さない一過性の意識障害のことです。 ■要点 1.病因を弁ず。厥証 […]

続きを読む
中医学、漢方
乾癬(銀屑病)の中医治療

乾癬(psoriasis)は、中医学では銀屑病と呼ばれます。 血熱 初期、急性期、進行期、アウスビッツ現象(点状出血) 犀角地黄湯加減 血燥 静止期、退行期、慢性経過、咽乾唇燥、口乾、便秘 当帰飲子加減、養血潤膚飲加減 […]

続きを読む
中医学、漢方
月経過多の中医治療

経血量が80ccを超えるものを月経過多、20cc以下なら月経過少と呼びます。 月経過多の病機としては、子宮への栄養を行う経絡の衝脈と任脈が安定せずに、経血を制約出来ないことです。 気虚 経血淡紅、疲労感、息切れ、顔白、う […]

続きを読む
中医学、漢方
嘔吐の中医治療

■弁証の要点 まず実証と虚証を分けることが重要です。実証では、外邪、飲食、七情が胃を犯すことで起こり、発症が急激で、病程も短い。一方で虚証では、脾胃虚寒または胃陰不足があり、胃の和降作用(通過、消化作用)が失調して起こり […]

続きを読む
中医学、漢方
鼓腸の中医治療

鼓腸とは腹部が太鼓のように膨らむ病名である。西洋医学での腹水(癌性腹膜炎、肝硬変腹水など)。 気滞湿阻 脇肋腫痛、納呆、嗳気 柴胡疏肝散、胃苓湯加減 寒湿困脾 顔・下肢に浮腫、暖めると気持ち良い、精神疲労、泥状便 実脾飲 […]

続きを読む