中医学、漢方
上部消化器症状のエキス剤の使い分け
2024年9月22日
❑脾気虚 四君子湯は、脾気虚(食欲不振、下痢、倦怠感)の基本処方です。 六君子湯は、脾気虚+痰湿(悪心、嘔吐、腹満、咳嗽)に使います。 啓脾湯は、脾気虚で下痢+食滞の強い場合に使います。参苓白朮散(脾気虚の基本方)の附方 […]
耳脹・耳閉の中医治療
2024年9月21日
耳脹・耳閉とは、内耳に腫れぼったい閉塞感を主症状とする疾患です。 急性および慢性の非化膿性中耳炎に類似しており、また耳鳴・難聴を併発することが多いです。 風邪侵襲、経気痞塞(ひそく) 肝胆の気滞から熱化して上行、これに風 […]
薬対:荊芥・防風と麻黄・桂枝
2024年9月5日
荊芥 辛・温 肺・肝 祛風解表、宣毒透疹、散瘀止血、祛風止血 風邪がない場合や、表虚有汗には使用しない 防風 辛・甘・微温 膀胱・肝・脾 散風解表、勝湿止痙、祛風止痙 風邪がない場合や、陰虚火旺には禁忌 荊芥と防風は、外 […]
乳幼児、子供への漢方薬の飲ませ方
2024年9月3日
漢方薬の量は、60キロの大人を漢方薬一包として、体重計算で半量、1/4量などと減量します。 ■直接、漢方薬を飲む方法 2歳までの乳児であれば、少量の水で練った漢方薬を保護者の指先につけて、子供の上顎や頬粘膜になすりつけま […]
常備薬としての銀翹散
2024年9月3日
銀翹散は、日本でよく見られる発熱を主症状とする感冒に中医学で使われる方剤です。日本のエキス剤漢方薬は、傷寒論に由来する悪寒を主症状とする方剤が多く採用されていますが、銀翹散は採用されていませんが、アマゾンなどで購入可能で […]