中医学、漢方
薬対:柴胡と黄芩

柴胡と黄芩は、①往来寒熱、胸脇苦満を主訴とする傷寒少陽病の和解少陽剤の代表的な基本処方、②他に実熱を伴う瘧疾(マラリア)、③肝鬱気滞が火と化して少陽証を示すものに使います。 柴胡 辛涼解表 苦、微辛、微寒 肝、胆、心包、 […]

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中医学、漢方
薬対:蒼朮と白朮

蒼朮 祛風湿 辛、苦、温 脾、胃 祛風除湿、燥湿健脾、散寒解表、除障明目 湿盛の実証に使う、苦温燥烈なので、陰虚、気虚多汗に禁忌 白朮 補気 甘、苦、温 脾、胃 健脾益気、燥湿利水、固表止汗、安胎 脾虚に使う、燥湿傷陰す […]

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中医学、漢方
血管性浮腫

血管性浮腫(Quincke's edema)は、クインケ浮腫、血管神経性浮腫とも呼ばれ、中医学では赤白遊風と言います。 眼瞼、口唇などの好発する蕁麻疹で、消失に2〜3日要します。 脾肺気虚、風寒相摶証(そうはく) 脾肺の […]

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その他
食事・睡眠・体温と免疫

まとめ:低下した免疫を改善させるには、食事・睡眠を改善すること、体温を上げることが重要です。 食事が腸内細菌叢の構成の変化であるディスバイオシスを引き起こし、異常な免疫反応につながり、不適切な炎症プロセスが発生し、宿主細 […]

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薬物療法
タミフルの大失敗とそこから学んだ教訓

ノイラミニダーゼ阻害剤であるオセルタミビル(タミフル)は、1999年に米国食品医薬品局により季節性インフルエンザの治療薬として承認されました。多数のランダム化比較試験、システマティックレビュー、メタアナリシスにより、良好 […]

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中医学、漢方
薬対:生姜と大棗

生姜と大棗:和胃補益、営衛調和 生姜 辛温解表 微温 肺、脾、胃 散寒解表、温胃止吐、化痰行水、解毒 傷陰助火するので、陰虚火旺や瘡瘍熱毒には使わない 大棗 補気 微温 脾、胃、心、肝 補脾和胃、養営安神、緩和薬性 助湿 […]

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ワクチン
【緊急声明】レプリコンワクチンへの懸念

日本看護倫理学会の緊急声明 遺伝子治療とゲノム編集治療の研修開発の現状と課題

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中医学、漢方
痙攣・癲癇(てんかん)に使う生薬

防風 辛温解表 風寒湿痺や破傷風などの外風の筋肉のひきつり 蝉退 辛涼解表 熱極生風の痙攣 犀角 清熱涼血 邪熱内陥心肝による痙攣 竜胆 清熱燥湿 肝熱生風の痙攣 甘遂 峻下逐水 痰迷の癲癇や狂躁に使う 白花蛇 祛風湿 […]

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中医学、漢方
癲癇(てんかん)の中医治療

西洋医学のてんかんは、中医学では癲癇または癇証と呼ばれます。 陽癇 実熱 大発作 陰癇 虚寒 小発作 陽癇 虚実挟雑 重積発作、頻発発作 発作期 陽癇証 大発作、大小便失禁 清熱鎮驚湯化裁 陰癇 小発作 五生丸を二陳湯で […]

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ワクチン
小児でもmRNAワクチン接種1年後に抗スパイクタンパク質IgG4が増加します

まとめ:成人と同様に小児でも2回のmRNAワクチン接種によって1年後にも抗スパイクタンパク質および抗受容体結合ドメインIgG4抗体が上昇しており、免疫系の抑制が懸念されます。 5~11 歳の小児では、2 回目の BNT1 […]

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