中医学、漢方

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感覚麻痺(麻木)の中医治療

感覚麻痺、感覚異常はワクチン後遺症でよく見られる症状のひとつです。(2023, López-Carriches)(ワクチン副作用の1000の査読付き論文) 中医学では感覚麻痺は麻木(まぼく)と呼ばれます。 1.新久虚実を […]

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下痢(泄瀉)の中医治療

■要点 1.緩急を弁ず 急性の泄瀉(暴瀉)は、発症が急激で病期も短く、常に湿盛が主である。慢性の泄瀉(久瀉)は、飲食の不適当、ストレスで再発して、脾虚が主である。病期が長引いて腎に及べば、腎虚となり、明け方の泄瀉(五更泄 […]

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壮年性脱毛症、AGAの中医治療

壮年性脱毛症は、アンドロゲンに関連した脱毛(AGA、androgenetic alopecia)と考えられています。 証型 症状 方剤 血熱風燥 髪がカサカサで光沢なし。頭皮に掻痒感。薄毛から脱毛になる。舌質紅、舌苔黄。 […]

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円形脱毛症の中医治療

証型 症状 方剤 血熱生風 急性発症、進行早い、イライラ、不安 犀角地黄湯 合 消風散加減四物湯 合 六味地黄丸 瘀血阻絡 頭部に刺痛。舌質に瘀班、脈渋。 通竅活血湯加減 気血両虚 病後、産後。髪が細く艶がない。疲れやす […]

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ALSの中医治療

(2023年6月28日の記事を追記しました) 筋萎縮性側索硬化症(amyotrophic lateral sclerosis、ALS) は、効果的な治療法がなく、発症後 2 ~ 5 年以内に死に至る重篤な進行性神経変性疾 […]

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咳嗽の中医治療

中医学で咳嗽は、外感咳嗽と内傷咳嗽に分けられます。外感は急性の乾咳、内傷は慢性の湿咳。ただし陰虚咳嗽は乾咳。 時間・リズム 昼>夜 外感咳嗽あるいは内傷咳嗽の中で邪実が主 夕方に悪化 陰虚 夜>昼 陽虚 朝に悪化、痰を排 […]

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感冒の中医治療

西洋医学での上気道感染や、インフルエンザなどのウイルス感染症、いわゆるかぜ症候群は、中医学では感冒と言います。 感冒は、表証(鼻水、くしゃみ、頭痛、悪風寒、咽頭痛、節痛)が主症状で、7日以内に軽快するもので伝変は少ない。 […]

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自汗、盗汗の中医治療

自汗は、じっとしていても勝手に汗が出て、動くと更に激しく汗が出ることです。盗汗は、睡眠中に汗が出て、目覚めると止まるものです。 自汗 営衛不和 汗出悪風(風を嫌がる)、全身酸痛(だるく痛い)、微熱、頭痛 桂枝湯 肺脾気虚 […]

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認知症の中医治療

認知症は中医学では痴呆と呼ばれます。4つに分類されています。 稟賦(ひんぶ、天から授かったもの)不足 先天的な精神発達遅滞 七福飲加減 脾虚痰阻 肝気が鬱っして、痰濁が竅(きょう、身体の穴)を阻む 洗心湯加減 脾腎虧損 […]

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ワクチン
疲労の中医学的治法

中医学では疲労、全身倦怠感(虚労)の原因として三因(体質素因、生活素因、疾病素因)があり、その疾病素因の中に「不適切な治療」として医薬による副作用によって虚労が起こるとされています。 虚労の弁証としては、気虚、血虚、陰虚 […]

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