2024年1月30日
半夏と厚朴は、痰湿+気滞に用います。 半夏 温化寒痰 辛・温・有毒 脾・胃 燥湿化痰、降逆止嘔 厚朴 行気 辛・苦・温 脾・胃・肺・大腸 行気化痰、下気除満、燥湿化痰、下気降逆 陰虚、気虚には用いない 陳皮 行気 辛・苦 […]
2024年1月29日
柴胡と枳実は、脾と肝で、気機を昇降させて、肝脾を両調する。 ①肝気鬱結、②肝脾不調、気機逆乱による胸腹脹満、食滞、嗳気 柴胡 辛涼解表 苦、微辛、微寒 肝、胆、心包、三焦 透表泄熱、疏肝解鬱、昇挙陽気 昇発の性質を持つの […]
2024年1月28日
脾虚痰滞、気虚 納呆、時に暴飲暴食、疲労、乏力、脘腹痞悶(ひもん、腹がつかえ悶え苦しむ)、頭身重沈、浮腫 香砂六君子湯加減、参苓白朮散 加 防已黄耆湯 湿熱内蘊(うん、貯める) 暴飲暴食、身体が重くだるい、乏力 連朴飲加 […]
2024年1月27日
六腑は、ひとつながりで繋がっており、水穀を精微(清)と糟粕(濁)に分別(必別清濁)する。 三焦は名前はあっても形はない(有名而無形)と言われるが、「気と津液の通行させるルート」である。 つまり、解剖学的な実態を持たず、機 […]
2024年1月17日
肝胃陰虚 隠々と腹痛、大便秘結、嘔吐、口乾口苦、涼を喜び熱を嫌う 芍薬甘草湯 合 清腸飲 肝腎陽虚 腹痛喜按、肢冷、便溏、気短乏力、五更泄 附子理中湯、四神丸加減 肝脾両虚 顔色白、気短乏力、脱肛、頭暈、動悸 八珍湯、十 […]
2024年1月16日
■要点 癌証は、正虚の基礎の上に、外部の感受、痰、湿、気、瘀、熱などが積結して発病するので、局部の症状が実であっても、生体は虚である。 正気とは、邪気に対して用いられる言葉で、病邪に対して生体が防衛する機能の総称です。正 […]
2024年1月14日
栝楼根(根) 甘・微苦・酸・微寒 肺・胃 養胃生津・止渇、清肺潤燥、消腫排膿 栝楼仁(種) 甘・寒 肺・胃・大腸 清熱化痰、消腫散結、通便 栝楼実(実)
2024年1月14日
肝胃陰虚 胃脘脹痛、嘔吐、臭い暖気、口乾口苦、冷を喜び熱を嫌う、飲水が多い、大便乾結 一貫煎 合 益胃湯 脾胃虚寒 胃脘隠痛、喜按喜暖、朝食を夕に嘔吐、夕食を朝に嘔吐、四肢が冷たい 香砂ニ陳湯 合 三子養親湯 気陰両虚 […]
2024年1月10日
木田正博先生の関節リウマチの治療(1)〜(3)をまとめました。(2005, 木田) 大前提として、虚実の内容と寒熱を見分ける弁証と、適切な養生指導が必要です。 一般的にRAは、素体に気血不足、肝腎不足があり、患部では痛み […]
2024年1月10日
耳鳴り、難聴は、中医学では耳鳴(じめい)、耳聾(じろう)と言います。 耳鳴と耳聾は密接に関係しており、いずれも腎が関わっています。 暴聾と久聾を区別する。暴聾は外感や痰熱が原因となり突然起こります。久聾は腎虚が原因でゆっ […]