中医学、漢方

中医学、漢方
中医学と西洋医学の止血薬併用の問題

抗凝固薬 / 抗血小板薬と中薬を併用すると、出血リスクを高める可能性があると報告されています。(Li, 2019) 抗血小板薬であるアスピリンと活血化瘀薬の相互作用が評価されています。特に、丹参、紅花、川芎、当帰がアスピ […]

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脱肛の中医治療

気虚下陥 容易に脱肛、炎症なし、顔色白、 舌質淡、舌苔少、脈弱無力 補中益気湯 黄耆、白朮、炙甘草、人参、升麻、柴胡、陳皮、当帰 +不能回納者 加 升麻、柴胡、黄耆、金桜子(きんおうし)、五倍子、訶子 +出血多者 加地楡 […]

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インポテンツの中医治療

インポテンツ(勃起不全)は、中国語では陽痿と呼ばれます。 命門火衰 精気虚損、頭痛、耳鳴、顔色悪い、精神萎縮、冷え性 舌淡苔白、脈沈細 賛育丹 熟地、白朮、当帰、枸杞子、杜仲、仙茅、巴戟天、山茱萸、淫羊藿、肉蓯蓉、韭子( […]

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痔核の中医治療

痔核は中医学では、肛門生痔と呼ばれます。 k 風熱の邪が肛門に停滞、出血、炎症症状、便秘兎便 舌質紅、乾燥、舌苔黄、脈浮数 防風秦艽散 防風、秦艽、当帰、川芎、生地、白芍、茯苓、連翹、檳榔子、甘草、山梔子、地楡、白芷、蒼 […]

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陽虚と免疫

■低体温と感染リスク 軽度から中等度の低体温(32~35°C)は、虚血後の神経損傷に対する効果が実証されていますが、一方で感染リスクなどの問題があります。(2009, Poldeman) 外気の低温と低湿度は、呼吸器感染 […]

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顎骨骨髄炎の中医治療

顎骨骨髄炎は、中医学では骨槽風と呼ばれます。歯槽骨の腐敗や骨壊死を特徴とする歯槽骨の病です。 邪熱織盛(風火) 潰瘍面が難治、頬部発赤・腫脹悪寒高熱、頭痛、口臭、便秘 舌紅苔黄または黄膩、脈弦数 清陽散火湯加僵蚕 荊芥、 […]

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『黄帝内経』十二官図

『黄帝内経』では、臓腑(ぞうふ)を国家の役職や社会的な役割にたとえて、それぞれの臓腑の機能や重要性を説明します。 心 君主の官 国家の「君主(王)」 五臓六腑の大主 生命活動の中心 肝 将軍の官 軍の総司令官 脾胃 倉廩 […]

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補陽剤の方剤の解析

三補(熟地、山薬、山茱萸)は省くことも可能。肉桂と附子と当帰は陽虚に一般的に使う。鹿角、肉蓯蓉>杜仲、鹿茸、菟絲子、巴戟天>茴香、仙茅、淫羊藿>補骨脂>蛇床子。 熟地 山薬 山茱萸 沢瀉 茯苓 白朮 牛膝車前子 牡丹皮 […]

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辛温解表・散寒・補陽剤の解析

辛涼解表薬は寒邪に、補陽薬は陽虚に、散寒薬は両方に使います。 ■辛温解表 風寒、寒邪 腎陽虚 帰経 麻黄 ◯ 肺、膀胱 白芷 ◯ 胃、大腸、肺 荊芥 ◯ 肺、肝 防風 ◯ 膀胱、肝、脾 細辛 ◯ 肺、腎 蘇葉 ◯ 肺、脾 […]

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加味帰脾湯の副作用

女性75歳、夫から無気力、絨黙、健忘を指摘されて来院した。長谷川式簡易痴呆診査スケールでは25点で痴呆は否定された。併用薬なしで観察していたところ、4週 目に至り、家で歌を歌ったり、夫が目を離したわずかの隙に外出、俳徊す […]

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