2025年8月7日
肺労(肺癆)は、西洋医学では肺結核のことです。六種の主症(咳嗽、喀血、胸痛、潮熱、盗汗、消痩)が特徴です。 肺労順証 正気が強い 六種の主症は軽い 虚があっても補を受け入れる 予後良 肺労逆証 正気が弱い 六種の主症は重 […]
2025年8月5日
全身の痛み・凝りは、身痛と言って、四肢関節に限局する痺証とは区別します。 風寒束表と湿著肌表は、邪が肌表に侵入して、腠理の開閉が失調して無汗となり身痛が出るので、辛温解表薬で発汗させます。 風寒束表、急性 腠理の開閉が失 […]
2025年8月3日
急性脳炎は、中医学では急性病毒性脳炎と呼ばれます。(実用中西医統合神経病学) 邪犯衛気 温熱毒邪が衛気を侵す、衛気が鬱退、発熱、悪寒、邪熱上擾清竅で昏睡、頭痛、邪熱犯胃、邪留恋三焦で口渇、悪心、嘔吐、納少、腹痛、腹瀉 舌 […]
2025年8月1日
茵陳蒿 苦・微寒 脾・胃・肝・胆 清熱除湿・退黄 黄疸の要薬、肝胆湿熱の脇痛 香附子 辛・微苦・微甘・平 肝・三焦 理気解鬱 青皮 苦・辛・温 肝・胆・脾・胃 疏肝破気 川楝子 苦・寒・小毒 肝・胃・小腸・膀胱 疏泄肝熱 […]
2025年7月31日
(いずれも原則的には煎じ薬と同じ方法で煎じます) 1)杜仲淫羊藿茶 杜仲10g,淫羊藿6g,当帰5g、黒砂糖適量、水500cc 2)杜仲茶 杜仲10g、生姜3g、紅茶適量、蜂蜜適量、水500cc 3)白朮菟茶 白朮6g、 […]
2025年7月23日
善食易飢(ぜんしょくえっき)、消穀善飢(しょうこくぜんき)は、食べても飢餓感があることです。 胃火 燥熱の邪を感受、或肝気犯胃で胃熱が盛んになり胃陰が消耗、食べても飢餓感、口渇、痩せる 舌紅、苔黄乾燥、脈滑有力 清熱滋陰 […]
2025年7月21日
腸鳴は腹鳴とも呼ばれ、大腸の動きに伴って発する音で、グル音とも呼ばれます。泄瀉の病証には常に腸鳴を伴います。 脾胃陽虚 脾胃の陽気が損傷して、大腸の伝導機能が失調 脾胃気虚 脾胃の気が損傷して、脾の運化が低下 中焦寒湿 […]
2025年7月19日
クラシエ六君子湯の添付文書から、以下の記載があります。 原生薬換算量とは、その成分量を得るために必要な原生薬の重量(乾燥重量)のことです。エキス製剤を作るために使う「元の生薬の合計量」のことで、この場合は、原生薬換算量 […]
2025年7月16日
肝気鬱結 肝は疏泄を主り、性は条達、肝経は脇肋(脇腹(胸郭の側面)から下腹部にかけての肋骨の下側領域、第8〜11肋骨あたりの外側・下側の部分)から横隔膜を貫いて足へ。肝経の気機が不暢で、鬱、不安、脇肋脹痛、鼠痛無定所。脾 […]
2025年7月13日
🌏 各国の中医学スタイル比較(臨床・製剤面) 国・地域 主な使用形態 特徴 中国🇨🇳 刻み生薬を煎じる(煎剤) - 中医師による処方が中心- 煎じ薬が伝統的で今も主流- 近 […]