中医学、漢方

中医学、漢方
透疹

中医学では、発疹は身体が外邪を外に排泄する動きと考えて、透疹と呼びます。 麻黄 辛温解表 辛・微苦・温 肺・膀胱 発汗解表、宣肺平喘・止咳、利水消腫 荊芥 辛温解表 辛・温 肺・肝 祛風解表、宣毒透疹、散瘀止血、祛風止血 […]

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中医学、漢方
薬対:杏仁・桔梗・麻黄・石膏

杏仁 苦・辛・温・小毒 肺・大腸 止咳平喘、潤腸通便 陰虚咳嗽、下痢には使わない 桔梗 苦・辛・平 肺 宣肺祛痰、排膿消腫 陰虚咳嗽、喀血には使わない 麻黄 苦・微辛・温 肺・膀胱 発汗解表、宣肺平喘・止咳、利水消腫 過 […]

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傷寒と温病

中医学での感冒は7日以内に軽快するものですが、感冒より勢いの強い感染症(外感病)であり症状が進行して変化するもの(伝変)で、寒邪(悪寒が主訴)によるものを傷寒、温熱の邪(発熱、暑がる、口渇が主訴)によるものを温病と呼びま […]

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薬対:柴胡と黄芩

柴胡と黄芩は、①往来寒熱、胸脇苦満を主訴とする傷寒少陽病の和解少陽剤の代表的な基本処方、②他に実熱を伴う瘧疾(マラリア)、③肝鬱気滞が火と化して少陽証を示すものに使います。 柴胡 辛涼解表 苦、微辛、微寒 肝、胆、心包、 […]

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薬対:蒼朮と白朮

蒼朮 祛風湿 辛、苦、温 脾、胃 祛風除湿、燥湿健脾、散寒解表、除障明目 湿盛の実証に使う、苦温燥烈なので、陰虚、気虚多汗に禁忌 白朮 補気 甘、苦、温 脾、胃 健脾益気、燥湿利水、固表止汗、安胎 脾虚に使う、燥湿傷陰す […]

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血管性浮腫

血管性浮腫(Quincke's edema)は、クインケ浮腫、血管神経性浮腫とも呼ばれ、中医学では赤白遊風と言います。 眼瞼、口唇などの好発する蕁麻疹で、消失に2〜3日要します。 脾肺気虚、風寒相摶証(そうはく) 脾肺の […]

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薬対:生姜と大棗

生姜と大棗:和胃補益、営衛調和 生姜 辛温解表 微温 肺、脾、胃 散寒解表、温胃止吐、化痰行水、解毒 傷陰助火するので、陰虚火旺や瘡瘍熱毒には使わない 大棗 補気 微温 脾、胃、心、肝 補脾和胃、養営安神、緩和薬性 助湿 […]

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痙攣・癲癇(てんかん)に使う生薬

防風 辛温解表 風寒湿痺や破傷風などの外風の筋肉のひきつり 蝉退 辛涼解表 熱極生風の痙攣 犀角 清熱涼血 邪熱内陥心肝による痙攣 竜胆 清熱燥湿 肝熱生風の痙攣 甘遂 峻下逐水 痰迷の癲癇や狂躁に使う 白花蛇 祛風湿 […]

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癲癇(てんかん)の中医治療

西洋医学のてんかんは、中医学では癲癇または癇証と呼ばれます。 陽癇 実熱 大発作 陰癇 虚寒 小発作 陽癇 虚実挟雑 重積発作、頻発発作 発作期 陽癇証 大発作、大小便失禁 清熱鎮驚湯化裁 陰癇 小発作 五生丸を二陳湯で […]

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紫斑(内出血)の中医治療

血証とは、血液が正常な道から外れ、口や鼻から溢れたり、小便や大便に混ざったり、皮膚に滲出したり(紫斑)する病証です。 血小板減少を伴わない紫斑として、血管性紫斑病があります。これは血管壁の障害により紫斑を生じるもので、老 […]

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