中医学、漢方
<症例>新型コロナワクチン接種後に発症したME/CFS、心不全の寛解例
61歳 女性 主婦 PS6~7 ME/CFS(筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群)、心不全 新型コロナワクチン5回目を接種後に、微熱、全身倦怠感、動悸、胸痛、めまい、胃痛、腹痛、食欲不振、体重減少(14キロ減少)が出現した。 […]
起立性調節障害の中医治療
起立性調節障害という病名は、中医学にはありません。眩暈、心悸で見ていきます。 ■眩暈の気血虧虚では、四物湯+四君子湯+黄耆。 気血虧虚 眩暈(特に目眩)は動くと増悪、神疲懶言(らんげん)、気短(息切れ)、顔面白或萎黄、心 […]
<症例>新型コロナワクチン接種後に発症した関節リウマチの完治例
43歳、女性、関節リウマチ 新型コロナワクチン3回接種(2022年3月)。2024年1月より、両手指第二、第三関節痛、こわばりが出現。 2024年7月に当院を初診となる。大学病院の血液検査にて関節リウマチの診断を受けるが […]
エキス剤漢方が効きにくい理由〜その2
日本のエキス剤漢方は、最終容量が7.5g、6g、9gなど決まった量に固定されています。 一方で、それぞれの方剤には多種類の生薬が含まれますが、それぞれの生薬はその最適量が決まっています。 その結果として、生薬の種類の少な […]
クエンケ浮腫の中医治療
クエンケ浮腫(Quincke’s edema)は、血管性浮腫(angioedema)、血管神経性浮腫とも呼ばれますが、中医学では赤白遊風と呼びます。アレルギーなどにより血管内皮の透過性が上昇し、局所に血漿が漏出 → 浮腫 […]
馬銭子による脱力・疼痛の治療
馬銭子は通絡止痛(脱力・疼痛の治療)に特効を持つ生薬です。大毒であり長期服用は出来ません。過量に服用すると、振顫(しんせん)、痙攣、意識障害、牙関緊急(口が開かないほど顎が強直・痙攣する状態)などの中毒症状を示します。こ […]
癌痛に対する中医治療
癌痛の発生機序としては、邪毒の侵入と臓腑気血の虚損の本虚標実が起こり、不栄則痛、不通則痛となる。 血瘀 刺痛、固定痛、夜間痛、押すと痛みが強くなる、顔色黒い、肌膚甲錯(きふこうさく、肌が乾燥・硬化) 舌紫暗、瘀斑、脈渋 […]
エキス剤漢方薬が効きにくい理由
まとめ:エキス剤漢方薬では中医学で使う生薬の理想量に比べるとほとんどが極端に少ない量になっています。最終的な1日量が7.5gなどと固定されているため、生薬の種類の多い方剤では、中身の生薬の量が極端に少なくなってます。逆に […]
除去散サポート、除去散ブースター
まとめ:除去散の作用を助ける、補強する散剤を開始しました。 ワクチン後遺症の患者さんに、木田正博医師が開発した除去散が多数の医療機関で現在使われています。 除去散は、体内の異物を排除する目的で使われますが、重症の方や、身 […]









