2024年6月

中医学、漢方
寒熱挟雑、寒熱錯雑証の中医治療

寒熱挟(きょう)雑とは、寒証と熱証が同時に診られる状態のことである。寒熱錯雑証と呼びます。いわゆる冷えのぼせです。 表寒裏熱 寒邪が裏に入って化熱すると裏熱症状(黄粘痰、口渇、煩躁、便秘、小便赤)、表に残る寒邪の症状(悪 […]

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中医学、漢方
後遺症に達原飲三味

達原飲は、「新型コロナウイルス感染症に対する最新知見と有効な漢方薬」(2020, 肖黎)の論文にて、中等度の新型コロナ感染症に有効である代表的な方剤として紹介されています。 ワクチン後遺症および新型コロナ後遺症にも有効性 […]

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中医学、漢方
止瀉薬の使い分け

辛涼解表 葛根 炎症性の下痢 清熱涼血 白頭翁 炎症性の下痢 清熱燥湿 黄連 炎症性の下痢 黄柏 炎症性の下痢 苦参 炎症性の下痢 清熱解毒 金銀花 炎症性の下痢 馬歯莧 炎症性の下痢 散寒 乾姜 冷えによる下痢 呉茱萸 […]

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中医学、漢方
腸癰の中医治療

腸癰(ちょうよう)とは、西洋医学での虫垂炎、腹部膿瘍、骨盤内膿瘍に相当します。 瘀熱型 膿腫なし 急性腹痛、腹皮微急、微熱 大黄牡丹皮湯 蘊(うん)熱型 膿腫あり 腹痛はより激しい、腹皮攣急、壮熱 仙方活命飲合大黄牡丹皮 […]

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ワクチン
患部から有害なタンパク質が検出

https://video.twimg.com/amplify_video/1804431355226554368/vid/avc1/882x496/tyXDkdZ9_eNfL5c3.mp4?tag=16 新型コロナウイ […]

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中医学、漢方
胃痛の中医治療

胃痛とは、西洋医学での胃炎、胃潰瘍、胃がんなどによる上腹部疼痛を主症状とするものです。 寒凝気滞 急性の激痛、畏寒喜温、熱飲を好む 良附丸合呉茱萸湯加減 飲食積滞 胃脘脹満、拒按、不消化の食物を嘔吐、嘔吐後に楽、納少、大 […]

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中医学、漢方
胃腸機能障害の中医治療

胃腸機能障害とは、胃腸に器質的病変は認められないが、胃腸の分泌と運動の機能失調のことです。 西洋医学での機能性ディスペプシア(慢性的なみぞおち辺りの痛みや胃もたれなどの上腹部症状を現す病気)に似ています。 食滞 腹脹、腹 […]

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中医学、漢方
扁平疣贅の中医治療

扁平疣贅は、顔、手の甲、下腿にみられる褐色調のいぼで、青年期の女性によく見られます。顔のひっかき傷からHPVが感染すると、線状にいぼ(ケブネル現象、自家接種で拡大する現象)が見られることがあります。小さな老人性いぼとの鑑 […]

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その他
コリン性蕁麻疹と蕁麻疹の分類

コリン性蕁麻疹は、発汗時(汗をかく状況)に、直径 3-5mm大の小さな膨疹が出現し、約1時間以内に消失する疾患」です。かゆみだけでなくピリピリとした痛み(特に無汗症合併時)や眼瞼や口唇に血管性浮腫を伴うことを伴うこともあ […]

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ワクチン
mRNAワクチンは認知症リスク

韓国での65歳以上の558017人を対象とした研究で、新型コロナワクチン接種後のアルツハイマー病(オッズ比[OR]:1.225、95%信頼区間[CI]:1.025-1.464、p = 0.026)およびMCIリスク(オッ […]

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