中医学、漢方

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夜間多尿の中医治療

中医学では、腎臓は水、膀胱は尿液を司るので、腎と膀胱の失調によって、夜間多尿が起こってきます。また、昼は陽で夜は陰であり、夜間は陰盛陽衰であるので、夜間多尿は陽気の虚弱が原因です。 腎陽虚 甚だしければ尿失禁、耳鳴り、難 […]

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多夢の中医治療

多夢とは、睡眠中に夢をよく見ることです。多夢は、虚証に多く、気血の不足、陰液の不足で起こりやすくなります。 心脾両虚 浅眠、驚きやすい、納呆、腹が腫れる、便溏 帰脾湯加減 心腎不交 イライラ、心煩(しんぱん)、動悸、めま […]

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厥証の中医治療

厥証(けつしょう)は、突然倒れる・意識不明・四肢厥冷などの症状を呈するものです。西洋医学では、失神、ショック、熱射病、低血糖性昏睡などのことです。後遺症を残さない一過性の意識障害のことです。 ■要点 1.病因を弁ず。厥証 […]

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乾癬(銀屑病)の中医治療

乾癬(psoriasis)は、中医学では銀屑病と呼ばれます。 血熱 初期、急性期、進行期、アウスビッツ現象(点状出血) 犀角地黄湯加減 血燥 静止期、退行期、慢性経過、咽乾唇燥、口乾、便秘 当帰飲子加減、養血潤膚飲加減 […]

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月経過多の中医治療

経血量が80ccを超えるものを月経過多、20cc以下なら月経過少と呼びます。 月経過多の病機としては、子宮への栄養を行う経絡の衝脈と任脈が安定せずに、経血を制約出来ないことです。 気虚 経血淡紅、疲労感、息切れ、顔白、う […]

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嘔吐の中医治療

■弁証の要点 まず実証と虚証を分けることが肝腎です。実証では、外邪、飲食、七情が胃を犯すことで起こり、発症が急激で、病程も短い。一方で虚証では、脾胃虚寒または胃陰不足があり、胃の和降作用(通過、消化作用)が失調して起こり […]

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鼓腸の中医治療

鼓腸とは腹部が太鼓のように膨らむ病名である。西洋医学での腹水(癌性腹膜炎、肝硬変腹水など)。 気滞湿阻 脇肋腫痛、納呆、嗳気 柴胡疏肝散、胃苓湯加減 寒湿困脾 顔・下肢に浮腫、暖めると気持ち良い、精神疲労、泥状便 実脾飲 […]

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四肢の冷え(手足厥冷)の中医治療

四肢の冷えを中医学では、手足厥冷(けつれい)と呼びます。 陽虚 寒厥 脾腎陽虚 寒厥 寒がって身を縮める、下痢、消化不良 四逆散 陰寒内盛 寒厥 悪寒がない、顔面紅潮、咽頭痛 通脈四逆散 戴陽(たいよう) 寒厥 水様便止 […]

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視神経萎縮の中医治療

視力低下、視野異常がおもな症状です。色覚異常も起こります。眼底検査でみると、視神経は蒼白(そうはく)になっています。原因疾患としてはうっ血乳頭、視神経炎、脱髄疾患、視神経の圧迫、ぶどう膜炎、緑内障や薬物中毒などによる循環 […]

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白内障の中医治療

白内障とは、目の中でカメラのレンズの役割をしている水晶体という部位が濁ってしまう状態のことです。 水晶体が濁ってしまうと、視界がぼやける、かすむ、二重に見える、まぶしさを感じる(初期症状)といった症状が起こり、徐々に視力 […]

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