中医学、漢方

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中医の化痰薬の使い分け

化痰薬は、咳嗽、肺化膿症、腫塊、易驚、痺証、麻木、痿証に使います。 寒痰薬 半夏 温 燥湿化痰 湿痰 □天南星 温 燥湿化痰、祛風解痙 湿痰、風痰による顔面神経麻痺、四肢の麻木、半身不随 ◯白附子 大温 平肝熄風、半身不 […]

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子どものおねしょの中医治療

子どもの夜尿症(おねしょ)は、中医学では遺尿と呼びます。 腎陽虚 毎晩漏らす、発育が遅い、顔色が白い、冷え症 桑螵蛸(そうひょうしょう)散 合 きょう堤丸、菟絲子散 肺脾気虚 息切れ、納少、便溏 補中益気湯 合 縮泉丸  […]

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中医の止咳薬の使い分け

外感咳嗽には、杏仁、桔梗、前胡、内傷咳嗽には、桑白皮、紫苑、麦門冬、五味子を使います。(咳嗽の方剤の解析) 杏仁 温 苦辛 粛降 通便 弱い利水 陰虚に使わない 湿痰に使う、桔梗とセットで使う 桔梗 平 苦辛 宣発 祛痰 […]

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舌の裂紋の中医治療

舌の裂紋を、中医学では舌裂と呼びます。 陰虚 無苔、舌質は紅絳、舌口乾燥、五心煩熱、るいそう 増液湯 陽明実熱 黄苔、発熱、便秘、腹満 大承気湯 増液湯:玄参、麦門冬、生地黄 大承気湯:大黄、厚朴、枳実、芒硝 陽明実熱の […]

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下腿潰瘍の中医治療

下腿に生じる難治性潰瘍を下腿潰瘍(leg ulcer)と呼びます。 下腿静脈瘤に併発するものが多いですが、それ以外にも動脈性の血管炎、膠原病、感染、外傷によるものなどがあります。 風熱湿毒 経過は短い、脛骨部外側に好発、 […]

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掌蹠膿疱症の中医治療

掌蹠膿疱症(しょうせき、palmoplantar pustulosis)は、1930年頃に初めて報告された新しい疾患であり、中医古籍文献中に記載されていません。 手掌・足底に無菌性膿疱を多発性・左右対称性に生じます。病因 […]

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全身性湿疹の中医治療

全身性湿疹、広汎性湿疹は、中医学では浸淫蒼(eczema)と呼びます。 風重於湿証 上半身に紅色の丘疹、激しい掻痒 消風散加減 熱重於湿証 急性発症、紅色の栗粒疹 涼血除湿湯加減 湿重於湿証 主に下半身、陥凹性の水疱、納 […]

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胸痛の中医治療

胸痛は中医学の弁病では、胸痺、心痛、真心痛、痰飲、肺瘍などで生じます。 心気虚 心悸、気短、自汗 保元湯加減 心陽虚 冷え症、顔面蒼白 寛胸丸、赤石脂丸 心血瘀阻 固定した刺痛、舌質の色は紫暗色、瘀点、瘀班を伴う 血府逐 […]

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喀痰の中医治療

喀痰は、咳嗽とともに排出される痰のことで、中医学では咳痰(がいたん)と呼びます。 肺熱 黄色で粘調な痰、発熱、肺が熱邪を感受、風熱以外にも過食で痰が生じ鬱して化熱 麻杏甘石湯 合 瀉白散 肺寒 白色でうすい痰、悪寒>発熱 […]

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がんによる出血の中医治療

熱毒内蘊(うん) 口渇、便秘、大便黒色 瀉心湯+犀角地黄湯 陰虚火旺 出血量少ない、ほてり、口咽乾燥、顔面紅潮、盗汗 知柏地黄丸 瘀血内阻 出血を繰り返す、血塊混じる 血府逐瘀湯 脾不統血 出血を繰り返す、顔面蒼白、納呆 […]

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