中医学、漢方
Bスポット療法の慢性上咽頭炎は、陰虚で起こります
■Bスポットは外治、中医治療は内治 観点 Bスポット療法(上咽頭擦過療法) 中医の煎じ薬(湯液療法) 治療の対象 上咽頭の局所炎症 体質全体(肺・脾・腎の虚実、痰湿・湿熱など) 作用機序(西洋医学的) 塩化亜鉛やルゴール […]
<症例>新型コロナワクチン接種後に発症したME/CFS、線維筋痛症の寛解例
40歳、女性、ME/CFS 職域接種で2021年11月に新型コロナワクチンを2回接種後に激しい倦怠感が出現した。その後、多少回復はしたものの、2022年3月に3回目接種後に寝たきりに近い状態となり退職となる。 2023年 […]
<症例>新型コロナワクチン接種後に発症したME/CFS、心不全の寛解例
61歳 女性 主婦 PS6~7 ME/CFS(筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群)、心不全 新型コロナワクチン5回目を接種後に、微熱、全身倦怠感、動悸、胸痛、めまい、胃痛、腹痛、食欲不振、体重減少(14キロ減少)が出現した。 […]
起立性調節障害の中医治療
起立性調節障害という病名は、中医学にはありません。眩暈、心悸で見ていきます。 ■眩暈の気血虧虚では、四物湯+四君子湯+黄耆。 気血虧虚 眩暈(特に目眩)は動くと増悪、神疲懶言(らんげん)、気短(息切れ)、顔面白或萎黄、心 […]
<症例>新型コロナワクチン接種後に発症した関節リウマチの完治例
43歳、女性、関節リウマチ 新型コロナワクチン3回接種(2022年3月)。2024年1月より、両手指第二、第三関節痛、こわばりが出現。 2024年7月に当院を初診となる。大学病院の血液検査にて関節リウマチの診断を受けるが […]
エキス剤漢方が効きにくい理由〜その2
日本のエキス剤漢方は、最終容量が7.5g、6g、9gなど決まった量に固定されています。 一方で、それぞれの方剤には多種類の生薬が含まれますが、それぞれの生薬はその最適量が決まっています。 その結果として、生薬の種類の少な […]
クエンケ浮腫の中医治療
クエンケ浮腫(Quincke’s edema)は、血管性浮腫(angioedema)、血管神経性浮腫とも呼ばれますが、中医学では赤白遊風と呼びます。アレルギーなどにより血管内皮の透過性が上昇し、局所に血漿が漏出 → 浮腫 […]
馬銭子による脱力・疼痛の治療
馬銭子は通絡止痛(脱力・疼痛の治療)に特効を持つ生薬です。大毒であり長期服用は出来ません。過量に服用すると、振顫(しんせん)、痙攣、意識障害、牙関緊急(口が開かないほど顎が強直・痙攣する状態)などの中毒症状を示します。こ […]
癌痛に対する中医治療
癌痛の発生機序としては、邪毒の侵入と臓腑気血の虚損の本虚標実が起こり、不栄則痛、不通則痛となる。 血瘀 刺痛、固定痛、夜間痛、押すと痛みが強くなる、顔色黒い、肌膚甲錯(きふこうさく、肌が乾燥・硬化) 舌紫暗、瘀斑、脈渋 […]









