中医学、漢方

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甲状腺疾患(癭病)の中医治療

癭病(えいびょう)は、西洋医学の甲状腺腫、甲状腺腫瘍、甲状腺亢進症、慢性甲状腺炎に当たります。 中医学では、癭病は巨大で気管や食道を圧迫して、なおかつ薬物療法の効果が出ない場合に、外科手術を考慮すべきとしています。 癭嚢 […]

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腹部腫瘤(積聚)の中医治療

中医学での積聚(せきしゅう、しゅくじゅ)とは、腹部腫瘤があって腫れたり痛んだりする症状を呈することです。 積と聚を弁ずる。積ははっきりとした塊で、病状は重く困難であることが多い。聚は塊がはっきりせず、病状は軽く治療は難し […]

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夜尿症のエキス剤治療

オドオド、ビクビクなどの精神症状がある場合は、柴胡加竜骨牡蛎湯を使います。 癇癪、イライラがある場合は、竜胆瀉肝湯を使います。 元気がない、虚弱体質の子供に柴胡桂枝湯を使います。 尿の出が悪い場合に、五苓散を使います。 […]

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慢性胃炎の中医治療

慢性胃炎は中医では、痞満(ひまん、つかえる)と呼ばれます。心下部が痞塞して、胸膈満悶した状態です。 実証 飲食積滞 腹満、悪心嘔吐、よく食べて大便不通 保和丸、平胃散 痰湿内阻 腹満、悪心嘔吐、納少、身体は沈重で倦怠、め […]

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脳梗塞(中風)の中医治療

中風は西洋医学の脳卒中のことです。 中経路 絡脈空虚、風邪入中 突然の半身麻痺、悪寒発熱、関節酸痛 大秦艽(きゅう)湯加減 肝腎陰虚、風陽上擾 平素から頭痛、頭暈、耳鳴、腰膝酸軟、突然の半身麻痺 鎮肝熄風湯加減 痰熱腑実 […]

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下血(便血)の中医治療

下血は中医学では、便血と呼びます。西洋医学での下血の原因は、痔、大腸がん、大腸ポリープ、潰瘍性大腸炎、クローン病、虚血性大腸炎、胃十二指腸潰瘍などが挙げられます。 胃中の積熱 便血が黒、口苦、口乾、喜冷飲、胃脘の脹悶痛と […]

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放射線治療の副作用の中医治療

■放射線皮膚炎 清営湯:犀角、生地黄、玄参、麦門冬、丹参、金銀花、連翹、黄連、竹葉 五味消毒飲:金銀花、野菊花、蒲公英、紫花地丁、紫背天葵(しはいてんき、清熱解毒) ■放射線食道炎 胃熱熾盛(しじょう) 食道の痞(つか) […]

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潰瘍性大腸炎の中医治療

潰瘍性大腸炎は、中医学では泄瀉、腸瘍にあたります。病位は大腸と脾胃ですが、慢性期には肝腎に波及します。 病の転化は、初期は湿熱の邪実が主ですが、慢性期には虚証になってきます。 ただし、慢性期でも湿・食滞・瘀血などの邪実を […]

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蕁麻疹の中医治療

蕁麻疹は、中医学では風隠疹または隠疹(urticaria)と呼ばれます。扁平に隆起した紅班様の膨疹で、瘙痒を伴うが、出現と消退が急速で、瘢痕や色素沈着を残しません。 ①尋常性蕁麻疹(上記) ②皮膚描記症 ③血管性浮腫:口 […]

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理気薬の使い分け

帰経 香附子 肝 疏肝 肝鬱気滞に使う 青皮 肝 疏肝 肝鬱気滞に使う、降気↓(沈降下行) 川楝子 肝 疏肝 肝鬱気滞に使う 川芎 肝・胆。心包 疏肝 肝鬱気滞に使う (柴胡) 肝・胆 疏肝 昇気↑(気虚下陥に使う)、辛 […]

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