中医学、漢方

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口渇の中医治療

熱証と陰虚による口渇(夜に悪化、飲みたがる)が多い。湿証の口渇では「飲みたがらない口渇」となる。 原因としては他に、嘔吐、下痢、消渇があります。 熱盛陽明 冷水を好む、高熱、発汗、顔面紅潮、目の充血、煩躁(いらいら) 白 […]

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三叉神経痛の中医治療

典型的三叉神経痛は、主に頭蓋骨内にある血管によって三叉神経が圧迫されることで発症します。圧迫された神経は髄鞘(神経を覆う物質)が障害を起こした状態(脱髄)になり、異常な神経のはたらきをすることで痛みが生じると考えられてい […]

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前立腺がんの中医治療

実証(初期) 湿熱蘊結 小便不通、少量頻尿、排尿時の尿道の灼熱感、小便の色が濃い 八正散 瘀血内結 小便がポタポタ、尿線が細い 膈下逐瘀湯 虚証(末期) 腎陽虚 小便不通、排尿力が弱い、顔面蒼白、精神不振、冷え症、腰膝酸 […]

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血小板減少症の中医治療

血小板減少症は、中医学での「発班」に類似しています。 血小板は健康な血液1μL中では約15万~40万存在しています。 その数が5万以下になると紫斑や、鼻血・歯肉出血の増加、出血が止まりにくくなるなどの症状が現れます。一般 […]

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皮膚瘙痒症の中医治療

皮膚瘙痒症とは、瘙痒のみで原発疹はみられない、あるいは掻破による続発疹を伴う皮膚疾患です。 中医学では、風瘙痒(pruritus cutaneus)と呼びます。 血熱生風 青壮年、夏季、心煩、口渇、 止痒熄風湯加減 風盛 […]

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排尿後の尿もれの中医治療

排尿後の尿もれのことを中医学では、余瀝(よれき)と呼びます。 腎気不固 頻尿、尿量多い、冷え症、元気がない、高齢者 八味丸合桑螵蛸散 中気下陥(げかん、脾気下陥) 元気がない、疲労感、納少、便溏 補中益気湯加減 膀胱湿熱 […]

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尿失禁の中医治療

いずれの弁証でも、膀胱の気化が失調して尿失禁が起こります。 腎陽虚 頻繁な尿失禁、顔面蒼白、倦怠無力、腰膝酸軟、冷え症 鞏(きょう)堤丸 肺脾気虚 頻繁な尿失禁、咳嗽、呼吸困難、疲労倦怠、納少、便溏 補中益気湯合甘草乾姜 […]

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中医の消腫薬の使い分け

辛涼解表 牛蒡子 寒 皮膚化膿症 清熱明目 夏枯草 寒 リンパ節結核、甲状腺腫、乳腺腫、耳下腺腫 清熱解毒 □敗醤草 微寒 皮膚化膿症、肺化膿症、虫垂炎(消腫+解毒) □蒲公英 寒 皮膚化膿症、肺化膿症、利水、平肝明目 […]

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中医の止痛薬の使い分け

辛温解表 羌活 温 風寒湿痺の関節痛、独活と対薬で使う 清熱 山梔子 寒 肝火による目の腫脹疼痛 黄連 寒 咽頭脹痛 牡丹皮 微寒 月経痛、打撲・虫垂炎・皮膚化膿症の腫脹・疼痛 利水滲湿 防已 寒 痺証 祛風湿薬 威霊仙 […]

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中医の鎮驚薬の使い分け

化痰 帰経 竹筎 肺、胃、胆 胆虚の易驚、不安、鬱 青蒙石 肺、肝 痰積による癲(てん)狂、平肝(沈降下降下泄させる) 天竺黄 心、肝 小児の痰熱の意識障害、心経に作用 安神 茯苓 心、脾、胃、肺、腎 寧心安神、鎮驚 茯 […]

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