2024年3月11日
多夢とは、睡眠中に夢をよく見ることです。多夢は、虚証に多く、気血の不足、陰液の不足で起こりやすくなります。 心脾両虚 浅眠、驚きやすい、納呆、腹が腫れる、便溏 帰脾湯加減 心腎不交 イライラ、心煩(しんぱん)、動悸、めま […]
2024年3月10日
厥証(けつしょう)は、突然倒れる・意識不明・四肢厥冷などの症状を呈するものです。西洋医学では、失神、ショック、熱射病、低血糖性昏睡などのことです。後遺症を残さない一過性の意識障害のことです。 ■要点 1.病因を弁ず。厥証 […]
2024年3月7日
乾癬(psoriasis)は、中医学では銀屑病と呼ばれます。 血熱 初期、急性期、進行期、アウスビッツ現象(点状出血) 犀角地黄湯加減 血燥 静止期、退行期、慢性経過、咽乾唇燥、口乾、便秘 当帰飲子加減、養血潤膚飲加減 […]
2024年3月7日
経血量が80ccを超えるものを月経過多、20cc以下なら月経過少と呼びます。 月経過多の病機としては、子宮への栄養を行う経絡の衝脈と任脈が安定せずに、経血を制約出来ないことです。 気虚 経血淡紅、疲労感、息切れ、顔白、う […]
2024年3月6日
■弁証の要点 まず実証と虚証を分けることが重要です。実証では、外邪、飲食、七情が胃を犯すことで起こり、発症が急激で、病程も短い。一方で虚証では、脾胃虚寒または胃陰不足があり、胃の和降作用(通過、消化作用)が失調して起こり […]
2024年3月5日
鼓腸とは腹部が太鼓のように膨らむ病名である。西洋医学での腹水(癌性腹膜炎、肝硬変腹水など)。 気滞湿阻 脇肋腫痛、納呆、嗳気 柴胡疏肝散、胃苓湯加減 寒湿困脾 顔・下肢に浮腫、暖めると気持ち良い、精神疲労、泥状便 実脾飲 […]
2024年3月5日
四肢の冷えを中医学では、手足厥冷(けつれい)と呼びます。厥(けつ)は、彫刻刀で「ほる」という意味。 陽虚 寒厥 脾腎陽虚 寒厥 寒がって身を縮める、下痢、消化不良 四逆散 陰寒内盛 寒厥 悪寒がない、顔面紅潮、咽頭痛 通 […]
2024年3月3日
視力低下、視野異常がおもな症状です。色覚異常も起こります。眼底検査でみると、視神経は蒼白(そうはく)になっています。原因疾患としてはうっ血乳頭、視神経炎、脱髄疾患、視神経の圧迫、ぶどう膜炎、緑内障や薬物中毒などによる循環 […]
2024年3月1日
白内障とは、目の中でカメラのレンズの役割をしている水晶体という部位が濁ってしまう状態のことです。 水晶体が濁ってしまうと、視界がぼやける、かすむ、二重に見える、まぶしさを感じる(初期症状)といった症状が起こり、徐々に視力 […]
2024年3月1日
緑内障は、中医学では青光目と呼ばれます。 原発開放隅角緑内障(88%) 肝鬱気滞 うつ、胸肋腫痛、心煩易怒、眼腫、頭痛、視野縮小 丹梔逍遥散加減 痰湿上泛(はん) 頭暈、目腫、胸悶、悪心 温胆湯加減 肝腎陰虚 頭暈、耳鳴 […]