中医学、漢方

中医学、漢方
消渇(糖尿病)の中医治療

消渇とは、西洋医学で言う糖尿病のことです。 消には、①消痩、②消耗の2つの意味があります。消渇とは、渇いて多飲・多食・多尿すると返って痩せていく病証を指します。これを三多、消痩と言います。 病理変化は陰虚燥熱で、本証は陰 […]

続きを読む
ワクチン
頭痛の中医学的治法

■要点 1.外寒によるものは急性発症、内傷によるものは慢性で反復します。 2.内傷頭痛では、気虚では脈が大、血虚では孔脈、腎虚では腰膝酸軟、肝陽上亢では筋が緊張して、四肢は麻痺し、痰濁では眩暈し、悪心する。瘀血では、刺痛 […]

続きを読む
ワクチン
健忘の中医治療

ワクチン後遺症、新型コロナ後遺症では、ブレインフォグを起こすことが知られています。(ブレインフォグのメカニズム) 後遺症によるブレインフォグは、中医学では健忘と呼ばれます。 後遺症による健忘は、証候は「痰濁内阻」と「痰瘀 […]

続きを読む
ワクチン
ナルコレプシー(多眠)の中医治療

ワクチン後遺症でナルコレプシー(多眠)が起こることが知られています。(ナルコレプシーと新型コロナワクチン) 陽気の衰微 陽気痺阻(実証) 湿邪困脾 頭に物が覆いかぶさる様、体が怠い、胸脘痞悶、納呆、嘔気 太無神朮散 +熱 […]

続きを読む
ワクチン
ワクチン後遺症による歩行障害、脱力の中医治療(まとめ)

風痰上擾 湿熱侵淫 瘀阻脈絡 瘀阻脈絡 星蔞(ろう)承気湯 加味二妙散 聖癒湯加味 大黄䗪虫丸 清熱燥湿 黄柏 清熱燥湿 黄芩 清熱涼血 赤芍 祛風湿、燥湿 蒼朮 清熱涼血 乾地黄 祛風湿 秦艽、牛膝、萆薢、防已 祛風湿 […]

続きを読む
中医学、漢方
妊娠と生薬

■妊婦に禁忌とされている生薬は、主に峻下(しゅんげ)逐水薬、強力な活血化瘀薬、強力な散寒薬、強力な温化寒痰薬です。 巴豆(はず) 瀉下剤 峻下(しゅんげ)逐水薬 激しい下痢を起こす。毒性が強い。 牽牛子(けんごし) 瀉下 […]

続きを読む
中医学、漢方
うつと不安の強力な方剤

木田正博先生の虚労による心身症状と肝・胆・心の弁証(前編、後編)で3つの強力な方剤(平補鎮心丹、益気補肝湯、天王補心丹)を解説されています。保険診療でほとんどの生薬が処方可能です。 陰虚は以下の症状です。 生薬の内容は以 […]

続きを読む
中医学、漢方
貧血に使うエキス剤の生薬分析

補血作用の強いエキス剤が貧血の治療に用いられます。 四物湯が血虚の基本方剤です。 当帰芍薬散と十全大補湯と人参養栄湯も、補血作用が強い生薬の構成になっています。 当帰芍薬散は血虚+水毒の方剤で、冷えのぼせに加えて、水毒の […]

続きを読む
中医学、漢方
頭痛・肩こりに使うエキス剤の生薬分析

抑肝散は、強いイライラを伴う頭痛に使います。 釣藤散は、のぼせや高血圧のある頭痛に使います。釣藤散に含まれる石膏は寒証には使えません。石膏はカルシウムを含むので注意が必要です。 葛根湯は、肩こりに使いますが、麻黄が入って […]

続きを読む
中医学、漢方
かゆみに使うエキス剤の生薬分析

寒冷じんましんには、十味敗毒湯を使います。 血虚による肌の乾燥によるかゆみには、当帰飲子を使います。アトピー、老人性掻痒に使います。 軽度の熱を伴う乾燥したかゆみには消風散が使われます。 強い熱を伴う湿疹には、清熱燥湿作 […]

続きを読む