2024年3月17日
排尿困難は、中医学では小便不利と小便不通があります。 小便不利 単に尿量が少ない 小便不通 膀胱などに尿の貯留はあるが、排泄出来ない ■小便不利 肺気失宣言 風邪の侵入により、肺気の宣散が阻害され、水道を通調出来ない 脾 […]
2024年3月16日
口が苦く感じる症状を中医学では、口苦(こうく)と呼びます。病位は胆です。 邪在少陽 傷寒太陽病が解さずに邪が少陽に入る。胆は少陽の腑であるので胆熱が上蒸して口苦となる 肝胆鬱熱 肝気鬱結から化火して、肝胆の鬱火が生じて疏 […]
2024年3月15日
吐き気は、中医学では悪心と呼びます。悪心とは、吐き気があるのに吐けず、吐き気が止まらないことです。 胃寒 胃の陽虚、または寒冷の飲食による胃気の損傷による 胃熱 肥甘厚味で裏熱、または暑熱を感受して裏に入って、胃熱を生じ […]
2024年3月15日
食欲不振は、中医学では納呆などと呼ばれます。 病位は脾胃にあります。慢性疾患では回復を遅らせるため、特に食欲不振を重視する必要があります。 肝胃不和 肝気鬱結から肝気が胃に横逆 脾胃湿熱 肥甘厚味により脾胃を損傷して、湿 […]
2024年3月13日
嚥下障害は、中医学では噎膈(いっかく)と呼びます。 ■病因病機 痰気交阻 気と痰が交阻して、胸膈を閉塞する。 津虧熱結 熱毒が陰を損傷して、胃陰が虧耗して食道の潤いが無くなる。 痰瘀内結 痰瘀が内結して食道や胃を阻み、食 […]
2024年3月11日
中医学では、腎臓は水、膀胱は尿液を司るので、腎と膀胱の失調によって、夜間多尿が起こってきます。また、昼は陽で夜は陰であり、夜間は陰盛陽衰であるので、夜間多尿は陽気の虚弱が原因です。 腎陽虚 甚だしければ尿失禁、耳鳴り、難 […]
2024年3月11日
多夢とは、睡眠中に夢をよく見ることです。多夢は、虚証に多く、気血の不足、陰液の不足で起こりやすくなります。 心脾両虚 浅眠、驚きやすい、納呆、腹が腫れる、便溏 帰脾湯加減 心腎不交 イライラ、心煩(しんぱん)、動悸、めま […]
2024年3月10日
厥証(けつしょう)は、突然倒れる・意識不明・四肢厥冷などの症状を呈するものです。西洋医学では、失神、ショック、熱射病、低血糖性昏睡などのことです。後遺症を残さない一過性の意識障害のことです。 ■要点 1.病因を弁ず。厥証 […]
2024年3月7日
乾癬(psoriasis)は、中医学では銀屑病(ぎんせつ)と呼ばれます。 ◎血熱 初期、急性期、進行期、アウスビッツ現象(点状出血) 涼血清熱、活血解毒 犀角地黄湯加減 涼血解毒、活血退班 銀花虎杖湯加減 血燥 静止期、 […]
2024年3月7日
経血量が80ccを超えるものを月経過多、20cc以下なら月経過少と呼びます。 月経過多の病機としては、子宮への栄養を行う経絡の衝脈と任脈が安定せずに、経血を制約出来ないことです。 気虚 経血淡紅、疲労感、息切れ、顔白、う […]