<症例>部分てんかんのニューロフィードバックによる改善例
26歳、女性、前頭葉てんかん
20歳の秋に発症されたの方です。初回発作は家族が確認して、右斜め上に身体を曲げるフェンシングスタイルから、二次性全般化して大発作に至りました。その後の発作の頻度は、年に数回から1回程度で現在漸 ...
定量脳波と集中困難
1.基礎律動としてのアルファ波
アルファ波とは、脳波の成分の中で8~13Hz成分のことです。
主に目を閉じたときの脳波においては、後頭葉周囲から発生して脳全体に広がるアルファ波の占める割合が高く、基礎律動と言わ ...
不安と脳内ネットワーク
不安症の方は、普段からのんびりすることが苦手です。ぼんやりした時に活性化するデフォルトモードネットワークに問題があります。
2017年、Balderstonらは健常者と不安症の患者を対象として、電気ショックを与える「刺激」 ...
Salience network
(この記事は、2019年6月11日の記事を一部改変しました。)
2000年までは、脳機能局在論と言って、脳は部分ごとに違った機能を担っているという理論が一般的でした。
その後、2000年以降の神経機能画像研究に ...
<症例>LENSによるめまい、眼振の著効例
長年会社員として働いている30代女性の方ですが、感冒を契機としてめまい、異常眼球運動を発症して長期休職となりました。大学病院やめまい専門外来を受診しましたが原因が分からず、当院に初診となりました。
当院にて栄養学的な検査、 ...
深夜ゲーマーと定量脳波
深夜にゲームをされている人は少なくありませんが、昼間の倦怠感、眠気などの体調不良が出てくることが多いです。
定量脳波でアルファ波を解析すると、健常者とは異なるパターンになっています。
アルファ波とは閉眼時に後頭 ...
Busy Brain/Chattering Brain
日本語だと、「忙しい脳」、または「おしゃべりし続ける脳」という意味になります。
ADD/ADHDの脳波のパターンの3番目の、過剰な速波(β波)が見られます。
ADD/ADHD特性がある人が、大人になるにつれて、 ...
定量脳波(QEEG)〜ADD/ADHD
注意欠陥多動性障害の方の、定量脳波による解析を行っています。
当院の解析方法は、ドイツのArns先生のグループ、イスラエルのRivi先生のグループとほぼ同じ方法です。
ADD/ADHDの脳波は、主に5つのパター ...