2022年4月

栄養
乳製品で骨折が増える理由

最新の総論でも、ミルクの消費量の多い国ほど骨折が多くなる関係が指摘されています。(2020年、Willetら) 骨に関係する主なミネラルは、カルシウム、マグネシウム、リンです。 骨の有機成分は35%でコラーゲンで構成され […]

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栄養
高齢者の骨折と栄養

まとめ:①骨は軟骨(タンパク質)が加骨されて作られます。動物性タンパク質の摂取がまず大切です。②精製糖質(ご飯、パン、麵、お菓子、ジュース)の摂りすぎで、骨が糖化して骨折しやすくなりますので、注意してください。③カルシウ […]

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栄養
タンパク質の摂り過ぎの問題

まとめ:一般的には低タンパク食のアジア人は、高タンパク食を目指すべきですが、タンパク質の摂り過ぎの問題もあります。糖質制限も高タンパク食も適量があります。 一般成人の推奨タンパク質摂取量は標準体重1.0〜1.5g/kg/ […]

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その他
チャンピックスとうつ病

まとめ:禁煙はうつ病のリスクになりますが、薬剤誘発性の精神症状にも注意が必要です。 うつ病の報告が最も多い上位5つの内服薬は、禁煙薬のバレニクリン(チャンピックス、現在出荷停止)、ブプロピオン(抗うつ剤、禁煙補助薬、日本 […]

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栄養
高血圧とタンパク質

(2020年10月10日の記事を修正しました。) まとめ:低タンパクでも高タンパクでも高血圧のリスクが上がります。 1999年のHeら、2006年のElliottら、2008年のWangら、2001年のBruckら、20 […]

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栄養
腎機能とタンパク質

まとめ:タンパク質を取ると腎臓を悪くするという俗説は、現在はほぼ否定されています。 腎機能低下があっても、少なくとも0.8g /kg/日の食事性タンパク質摂取量を維持することが提唱されています。 北里大学の山田悟先生が、 […]

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栄養
古代食、近代食、現代食

現代人の遺伝子は10万年前に出来上がったと言われています。 ヒトの遺伝子の変異は3000年に一度の頻度でしか起こりませんので、1万年前から始まった農耕による穀物、1800年以降に始まった食事革命(小麦の消費量の増加、調味 […]

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栄養
爪とケラチン

まとめ:爪の再生のためには、ケラチンの材料となる動物性タンパク質、カルシウム、マグネシウム、亜鉛、銅、マンガン、鉄、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンD、ビオチンなどが必要です。 爪の栄養に関する総論(2004年のToml […]

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ニューロフィードバック
多汗症の治療のヒント

まとめ:多汗症は医学的な治療ガイドラインが出ています。当院で実施可能な代替治療として、交感神経系を抑制するスーパーライザー、脳波などのバイオフィードバック、不足しているビタミンやミネラルを補う栄養療法があります。更年期症 […]

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てんかん
<症例>部分てんかんのニューロフィードバックによる改善例

26歳、女性、前頭葉てんかん 20歳の秋に発症されたの方です。初回発作は家族が確認して、右斜め上に身体を曲げるフェンシングスタイルから、二次性全般化して大発作に至りました。その後の発作の頻度は、年に数回から1回程度で現在 […]

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