2019年12月
自閉症の亜鉛欠乏・銅過剰の治療
検査結果で、血清中の亜鉛欠乏か銅過剰が見つかれば、治療の適応となり得ます。 ウイリアム・ショー博士の治療指針(自閉症と広汎性発達障害の生物学的治療法)を参考に記載します。 この血清中の亜鉛欠乏・胴過剰は、メタロチオネイン […]
自閉症における亜鉛と銅
亜鉛と銅、およびカドミウムと水銀は周期表での位置関係は近い関係です。 亜鉛と銅は体内の必須元素ですが、カドミウムと水銀は有害金属です。 これらの元素の拮抗関係にあり、亜鉛を中心とした「椅子取り合戦」を行っています。 つま […]
うつと食物繊維と便秘
2016年にMikiらが、日本人を対象にしてうつと食物繊維との関係を調べました。 1977人の社会人を対象として、果物と野菜由来の食物繊維を摂る人ほど、うつ症状が少ないことを報告されています。 穀物由来の食物繊維よりも、 […]
Deep Nutrition
Shanahan先生のDeep Nutritionの内容の一部を抜粋します。良書です。 ■病気はランダムに発病するのではない。遺伝子が期待する食物が得られなかったことによって発病する。 最適な遺伝子発現を促進する栄養素を […]
人の健康は腸内細菌で決まる
光岡知足先生の「人の健康は腸内細菌で決まる」から一部を抜粋します。 ■発酵と腐敗はよく似ているが、どちらも微生物が関与して、糖が分解するのが発酵で、タンパク質が分解するのが腐敗である。腐敗では、アンモニア、アミン、インド […]
あなたの体は9割が細菌
アランナ・コリン先生の「あなたの体は9割が細菌」の内容の一部を抜粋します。 ■消化管には、100兆の微生物が存在し、その種類は4000種類になる。 ヒトの遺伝子の数は、小麦やマウスと大差なく、2万1000個程度であるが、 […]
自閉症への糞便移植治療〜背景となる論文
■自閉症症状を一時的ではあるが改善する効果があるという論文。 2000年にSandlerらの報告があります。 児童へ抗生物質投与後に、慢性下痢が続き、自閉症症状が目立ってくることがあることが知られています。 この典型例の […]